都心に通うサラリーマンの僕が都内に土地を買い、家を建て、住み始めて1年半が経ちました。

土地を買い、家を建てるということは、自分の人生を振り返り、今後どう生きていくか、ということ考え、そしてその生きていくフィールドである住まいというものを具現化していくことだと思います。
そして家が竣工して、実際にその家、街で生活していく。
家を建てる前の想定とおりのことや、もしくは異なることもあったりもします。
経年することにより家も変化し、メンテナンスも必要となります。
それらを自分の日記として書くことにより、家を建てることを検討されている方への参考となればと思いました。
このブログは、おそらく人生の半分は過ぎたであろう僕の自分史みたいなものになるのかもしれません。

住まいに求めることは、年齢が加わり、状況、環境が変わると、物差しが変わる、と思っていましたし、今も思っています。
新婚共働きであれば、職場に近く、外食のできる飲食店が充実した駅の近くがいい。
子供ができれば、安心して遊ばせることができて、学校の環境が良い立地がいい。
子供が巣立つと、やはり都心に近くて、病院も近く、もちろん駅にも近いところがいい、などと。
そして将来は当然どうなるかわからない。
家族全員健康で過ごせるかもしれないし、誰かが病気やケガで大変なことになるかもしれない。
もしくは、仕事を辞めたくなるかもしれない。
そのときそのときの家庭の状況、価値観にあわせて住めばよい、と思っていました。

(この写真は、以前住んでいた佃の大川端リバーシティ。東京都住宅供給公社の賃貸マンションの27階東向き1LDKの50㎡で家賃は12.6万円でした)
そして不動産の価値について。
誰がどう考えても、将来大幅に下落する、といった材料しか出てこない。
不動産購入の主となる30代人口が今後減り続ける。
また、その年代が長年に渡ってローンを組める仕事に携われる率もおそらく減りつつある。
不動産売却を求める高齢者、もしくは相続人が増えている。
最近やっと社会で認識され始めた空き家問題があります。
なので、私はすっと賃貸派でした。
そんな私がなぜ、家を建てることになったのか。
ま、よくありがちな平凡なきっかけですが。
子供が生まれたことによります。
ちなみに42歳のときに生まれた子で、家を建てることを検討し始めたときは1歳3ヶ月、家を建てたときは3歳になるちょっと前でした。
子供が生まれると、当たり前なのでしょうが、自分の物差しが変わりますね。
子供が生まれる前は、何が大事って、当たり前ですが、自分が一番大事でした。
それが子供が生まれると、自分よりも子供が一番大事、って本心で思うようになりました。(おそらく)
そして、家族がより大事なもの、と思うようになりました。
当たり前のことなのでしょうが、40代になって子供が初めてできた自分にとって、その家族が一緒に過ごす家は、とても大事なものと思うようになりました。