最後は積水ハウス

素晴らしいプランに怒濤の営業攻勢と設計事務所の余りにも激しい展開に疲れていたところに連絡が来たのが積水ハウス。

お勧めしたいプランがあり是非お話したいという事で
ちょうど建て替えたばかりのモデルハウスも見たかったし気分転換にもなると思って展示場に行ってきました。

こちらの営業さんは1年程前に初めてお会いした頃からあまりしつこく営業をかけてくるでもなく、しかし定期的に連絡はしてくれる絶妙な距離感を持った方。
結局最後は人の力が物を言うのかなと思いました。
営業スタイルにメーカー毎の傾向はあるかもしれませんがどこのメーカーも営業マンの当たり外れはあります。
後は運と相性の問題と言ったら身も蓋もないでしょうか?

正直な話、最大手のこちらは予算的にちょっと厳しいかなと思っていたのですがお得な商品が発売されるとの事。
現在は商品のLineupが整理されてカタログ落ちしているのですがLimited仕様が追加されたBeECORD。
サイズや間取りと仕様に若干制限がありますが、「SHEQAS」「AirKis」が標準装備されます。

「SHEQAS」は地震動エネルギー吸収システム、地震の振動エネルギーを熱変換して吸収するという制振構造。
「AirKis」は独自の厳しい基準を設定した空気環境配慮仕様。
実際にAirKis仕様の部屋で打ち合わせをしていると他所で感じていた目がチカチカするという事もありませんでした。
もちろんプラシーボ効果という事も考えられますが、色々なインテリアを見てきて家具や壁紙の接着剤等の化学物質の影響が気になっていたのも事実。

未だ大震災の影響が色濃く残っていた時期でもあり、夫婦で花粉症だけでなく化学物質にも敏感だったので
この2つの仕様は非常に魅力的であり決定的でもありました。

ちなみに積水は鉄骨と木造それぞれ別の営業。(車でいうとディーラーが別みたいな)
シャーウッドがお好みならそちらの営業を紹介しますよと言われたのですが、
そこにはこだわっていなかったし今更担当の営業を変えてもらうつもりもなかったので鉄骨で決定。
鉄骨って所詮プレハブでしょと敬遠する人もいますが、これは一長一短で好みの問題でしかないと思います。
それまで住んでいたアパートが実は積水の鉄骨アパートで、さすがに20年前の断熱性能はどうしようもありませんでしたが
20年間一度も室内に黒いGが侵入していないという実績は非常に頼もしいものがあります。ある意味最強のセキュリティ!

こうして長きに渡ったハウスメーカー選びは思いもよらない形で終焉の時を迎えたのでした。
不安材料である借入履歴についても営業マン曰くそれほど問題ではなさそう。
これでようやく我が家の家づくりも次のステージに進む事になります。

こちらの経済的理由もあって準備期間に時間がかかったのは想定内。
時間をかけた分納得できるまでメーカーを選ぶ事が出来たと思います。

しかし本当に大変なのはこれから。
今までメーカー選びにかけた苦労はこれから始まる苦難に満ちた物語の序章に過ぎなかったのです。

続く。