南関東にセキスイハイムで新築し、2017年6月から住み始めた私達。

1年弱住んでみて、実際の住み心地をまとめてみます。

 

まず、「夏涼しくて冬暖かい」いう謳い文句を聞かされていましたが、半分本当で半分嘘でした。というかこの言葉自体に語弊があると思います。

家つくりをしていると必ず聞くこのフレーズ。この言葉に洗脳されて、実際に家を建ててからガッカリする方もいらっしゃると思います。

私の周りでも、ハウスメーカーに夏涼しくて冬暖かいと言われたのに、夏は暑いし冬は寒い。と文句を言ってる人がいます。

これは程度問題で、夏は暑くて冬寒いのは当たり前だと私は思います。

まず、夏涼しくて冬暖かい家なんてありえません。なぜなら、どんなに断熱性能を上げたところで、熱伝導によって室温は外気温と同じになってしまうからです。

夏に至っては、日差しによって外気温を超えることもあります。

ではなぜこんな言葉がよく使われるのか。

私は本来、「断熱性能、気密性能が高いので、保温性が高く、冷暖房効率が良くて夏涼しくて冬暖かい」と使われるべき言葉だと思います。

しかし、その説明を省いて夏涼しくて冬暖かいと簡単に説明してしまっているケースが多いので、このような誤解が生まれてしまっているのだと思います。

冷暖房をしなければ夏は暑いし冬は寒いのは当たり前。しかし、断熱性能や気密性の高い家ならば冷暖房費を抑えて過ごせます。

 

少し話が逸れてしまいましたが、私達の家は冷暖房の効きが良く、その点は快適だと思います。快適と言っても定量的ではないのでデータを交えて検証してみます。

家の断熱性能を表わす指標として、外皮平均熱貫流率(UA値)と相当隙間面積(C値)があります。

まず、家の断熱性能を表わす値として、外皮平均熱貫流率(UA値)があります。数値が低いほど断熱性能が高いという事になります。

ZEHの基準は外皮平均熱貫流率 UA値0.60W/㎡K以下に対し、我が家は0.58W/㎡Kなので数値上極端に断熱性能が良いわけではありませんが十分だと感じています。(我が家は窓が多いので数値が高い)

また、気密性能を表わす相当隙間面積(C値)は次世代省エネ基準Ⅳ地区3.0C㎡/㎡に対し、実測値1.52C㎡/㎡なので鉄骨住宅としては優秀な値だと思います。

我が家は断熱性能の指標となるUA値、C値共にベンチマークとなる基準をクリアしているので快適な家と言えると思います。

 

設備面では1階に床下利用空調(快適エアリー)を搭載しています。簡単にいうと基礎内と1階のすべての部屋を空調するシステムです。これは一長一短です。

長所は1階の各部屋の温度差が少ないのと、基礎内から暖房するため、鉄骨の弱点である冬の底冷えが無くなりす。

短所は空調範囲が広いので若干電気代がかかります。(といっても一番電気代が高い2月で電気代約2万程度@オール電化)

 

短所と感じているのはステンレス折板屋根です。メンテナンスフリーなことと軽量なため耐震性に有利なメリットがありますが、フラット屋根のため夏の2階は温度が上がりやすい(夏最高室温36℃になったことがあります)ことと、雨音がうるさいこと感じることがあります。