詳細打ち合わせ、キッチンの次は…

太陽光発電

キッチンの他で最もボリュームがある設備と言ったら発電関連でしょうか。
某ハウスメーカーが盛んに勧めてきた太陽光発電システム。
我が家の場合5年以上前の話であり、現在の太陽光発電を取り巻く状況は全然わかっていないので現状にそぐわない話になってしまうかもしれません。
買い取り金額も随分下がってしまったようなので一時期ほど太陽光発電が話題にならなくなっている気がしますが…。

それはともかく当時は猫も杓子も太陽光発電だったと思います。
例に漏れず我が家も熱心な営業マン(別メーカーですが)のおかげで出来ることなら太陽光パネルを乗せたいと考えるようになっていました。
実際のお宅拝見時に電力会社の伝票を見せられてアレコレ説明されましたが
今考えると収支計算の内容なんてあの短い説明時間で頭に入ったとは思えませんけどね。

現実問題として元が取れるかどうかは正直わかりません。
気象状況や地域等の環境条件に左右されやすいし、保証期間が終わった途端パワコンが壊れることだってあり得ます。
それでも当時はまだまだ節電ムードだったし、東電に払うお金は少しでも減らしたいという思いもありました。
今思えば一種のトレンドだったと言うか自己満足だった気もしますが…。
エコな住宅と言うお題目もありますが、高機能なシステムを導入したくなるのは男子の本能かもしれません。
こういうのは贅沢家電の一種だと割り切った方が気楽でしょうね。

太陽光発電を導入して直接感じるメリットはこういった気持ちの問題に加え
毎月の電気代は確かにプラス収支なので月々の負担感は減ります。
最終的に元を取るとか考えなければそれだけでも太陽光発電を設置したお得感は感じられるかも。
何はともあれ一応補助金も出たし特別割引もあると言うことで太陽光発電システムを採用することになりました。

とは言っても、残念ながら我が家の場合、屋根形状が寄せ棟に限られている上、
南北方向に長いので南側の屋根面積が小さくてあまり太陽光パネルの面積が確保できませんでした。
片流れの屋根が可能なら倍くらいパネルが乗せられたと思われますがその分設備費が高くなるのでまあ仕方ないかと。
結局南面と東西両面の南側3カ所に設置する事になりました。

当時パネルのメーカーは2社から選べたと思います。我が家はSHARPの瓦一体型を採用。
見た目がスッキリと言う理由もありますが上乗せ型に比べて瓦の数量が減らせると言う大きなメリットがあります。
僅かな面積とは言え瓦の費用もバカに出来ません。

屋根の外観

ちなみに見た目の問題、家の前の道路から見上げても屋根はほとんど見えません。
道路の突き当たりとか広大な庭があるとかならともかく、車1台分+道路幅で約10mの距離では屋根は目に入りません。

マイホームデザイナーで家の外観デザインを考えている時に、屋根の色にこだわったところでソーラーパネルを乗せたら関係ないかと感じていたのですが
そもそも屋根なんかほとんど見えないのだから悩んでも無駄でした。
屋根の形状にもよりますが瓦の色も含めて見た目を気にする意味がほとんど無い事に気が付いたのは結局かなり後の話でした。

結論、太陽光発電は元を取る事を考えずに自己満足だと思った方が気楽。見た目は関係なし。

続く。