第9回目 ウッドタイルについて

我が家で採用したインテリア向上のための部材の一つ、ウッドタイルについて触れたいと思います。

室内壁のアクセントと言えば、壁クロスの色を一面だけ変えたり、部分的にタイルを貼ったりします。室内タイルではLIXILのエコカラットや名古屋モザイクなどが有名ですが、我が家ではアクセントにウッドタイルと外壁と同じタイルを使いました。今回はそのウッドタイルのお話。

ウッドタイルとの出会い
住友林業三種の神器の一つとも言われ、人気があるアクセント壁部材です。実物との出会いは住友林業ショールーム。契約前の無料設計相談会(第3回目ブログ記事参照)時にはじめて見ました。受付カウンター背後にドーンと一面にチーク木片の凹凸壁。これ、いいなあとその時思いました。そして、凹凸タイプの他に整然と並んだボーダータイプがあることを後で知りました。

オーディオルームのウッドタイル
オーディオルームには従来からあるチーク材の凹凸タイプのウッドタイルを施工。住友林業ショールームで見たものと同じタイプです。これは、音響的にも効果がありそうだったので契約時点から施工するつもりでした。住友林業に惹かれた一つでもあります。部屋を暗くしてウッドタイルに間接照明を当ててJAZZを聴いていると、より雰囲気が出ていい感じ。ボーダータイプよりデコボコしているし、ピースは大きく粗い造りですが、それがまた、このオーディルームにはいいんです。書斎などにもお薦めです。ただ、端材なのに結構なお値段します。

下記写真はオーディオを置く前に撮った写真。スピーカー側です。天井までなので部屋に入ったときに結構インパクトがあります。設置幅は2700mm位。

リビングのウッドタイル
リビングに使ったのは2013年グッドデザイン賞にも輝いたボーダータイプ、チーク材のウッドパネル。フロアや階段材を製造する際の端材をリデュースし、細いウッドピースへ加工して、黒い木質パネルへ組み込み内装化粧材に仕上げたものです。樹種はオーク、チーク、メイプル、ウォルナット、チェリーなどがあります。はじめは、リビングにも凹凸タイプを使うつもりでした。詳細設計時に設計者からこのボーダータイプがあることを聞き、これにしました。樹種はもちろん大好きなチーク。リビングのTV背面の壁です。(冒頭写真)

陰影のために間接照明を天井2ケ所につけましたが、普段はTV見るときは点灯させていません。下の写真は家具やTVを置く前に撮ったものです。

リビングでは2種類のうち落ち着いた感じのボーダータイプを選択したのですが、凹凸タイプはウッドピースが大きくてワイルドな感じ。リビングの装飾天井とのバランスで存在感があり過ぎ。それに比べ、ボーダータイプはピース幅が細く、フラットに整然と並んでいるので、すっきり、上品な雰囲気。オーディオルームと合わせて2種類を使ってみるのもいいかなあと・・。それにしてもTVへの目線に木材があるのはいいですね。これだけでもウッディーなお部屋の感じになります。それとTVの音響も拡散効果でちょっと良くなった感じがします。また、ウッドタイルはウレタン塗装はしていないので吸湿効果があると思います。

木質インテリア部材の豊富なのはありがたいです。ハウスメーカーによっては純正のウッドタイルはないかもしれませんが、専業メーカーから調達できるかもしれません。また、住友林業で建てる方はフラットなものと凹凸タイプと使う場所で分けるといいと思います。金額の余裕があればお薦めです。

次回、こだわり(インテリア部材)の続きを書きたいと思います。