第6回目は我が家のこだわり(床材)です。

床材、床色は部屋全体の色調にかかわる重要な要素。室内扉、建具、巾木、窓枠、さらには家具選びにも床材サンプルで家具を合わせたりします。子供部屋には明るい色のハードメイプル、ビーチなどを、寝室や書斎などはシックなダークオークやアメリカンウォールナットなどを選ぶ人も多いと思います。。

住友林業は選択できる床材が多いことも特徴で、床材にこだわる人も多くいます。住友林業を選んだ最大の理由でもあり、我が家も予算の許す範囲でこだわりました。

大好きなチーク材
マホガニー、ウォールナットと並び、世界三大銘木と称されているチークは昔から好きな樹種でした。ハウスメーカー比較段階からチーク材を扱っているかどうかも必ず聞いていました。チーク材は乾燥後の寸法変化が少なく、油分を含むので、シロアリにも水にも強く、非常に長持ちします。また、木目が美しく、ヨーロッパの高級家具やオリエント急行、クイーンエリザベス2号の内装にも使われています。年数が経つと濃淡の差が少なくなり、しっとりした色目になってきます。中でもミャンマーチークは原生木(天然)で木目が詰まっていて最高。インドネシアチークは植林木なので成長が早く、室内の乾湿での寸法変化も大きく、冬場反ったりするものもあります。ゆっくり育った原生木の方が寸法変化が少なくて安定しています。住友林業のエクセレントチークは原生木のミャンマーチークと聞いて、当初からLDK床材に決めていました。

人気のあるウォールナット材
世界三大銘木のもう一つウォールナットの床も人気ですよね。いわゆるクルミの木ですが、アメリカンウォールナット(ブラックウォールナット)は特に人気があります。我が家はオーディオルームの床と家具類がウールナットです。

住友林業の床材は高級無垢と挽板は住友林業クレストから、突板、シート、80mm巾無垢は永大産業製から選択できます。
樹種はチーク、ウォールナット、メイプル、オーク、チェリー、竹、ビーチなど。樹種によって金額が違います。
高級無垢、リーゾナブル無垢、挽板、なぐり(うづくり)、突板、オレフィンEBシートが選べます。
 *突板は0.3mm厚の木材+合板、挽板は2mm厚の木材+合板、無垢は一枚の木材。
床材の厚みは12mm~18mm、巾は80mm~303mm。無垢は巾80mm~114mmですが、巾が広くなるほど金額アップ。
塗装もウレタン着色、ウレタンクリアー、UVと多種。高級無垢材にはオイルフィニッシュ。

オイルフィニッシュは木のぬくもりのまま、触った感じが最高なのですが、塗装ではないので水をこぼした時などのお手入れが大変。また、巾広の無垢材は乾湿の伸縮が大きいので床暖房には向きません。床暖房なら幅の狭い無垢か挽板などの合板タイプを選ぶことになります。

では、我が家の部屋別の床材です。

上の写真:玄関フロアーとLDKの無垢オイルフィニッシュのエクセレントチーク。裸足で歩くと冬でも冷たくなく、肌触りは最高です。冒頭の写真も我が家のエクセレントチーク(玄関ホール)です。

上の写真:1F洋間、2Fホール、寝室のプライムウッドのチーク。120mmの巾広で、表面が2mm厚のチーク板になっているのでR付けがあり、高級感あります。UV塗装してあるので光沢があり、肌触りはオイルフィニッシュと比べるとしっとりはしないのですが、その分お手入れが楽。

上の写真:オーディオルームはシックな雰囲気もあるプライムウッドのウォールナット。多少、白太部分がありますが、光の当たり方でいろいろな表情をだしています。

上の写真:2FWICと1F階段下収納。突板仕様のチークでウレタン着色塗装で光沢があり、溝も浅い従来からあるタイプです。こだわり部分ではないのですがついでに。

上の写真:洗面所とトイレ。標準で木目調も選択できますが、オレフィンEBシート(プリント合板)なので、大理石調にしました。滑らないし、素足でも冷たくないです。これも床材なので、ついでに。

次回はこだわり(窓)について