住み心地の話題の後に、下記のように上棟式の話が出てきて、時系列では話があっちゃこっちゃしますが、お許しください。

すでに住み始めて1年と4ヶ月が経過しており、建設の途中のことは記憶の彼方に沈んでしまっているのですが、セレモニーはそれなりに感激ものなので少し触れさせてください。

 

2017年2月15日に無事に上棟式が終了しました。

家を建てる時のセレモニーは、上棟式の前に地鎮祭があるのですが、同じ土地での2軒目ですし、一回めの苦い経験もあったので、今回の地鎮祭では割愛させていただきました。(後述)

 

地鎮祭の当日は、担当の営業さんと棟梁(大工さん)と監督の設計士さん、妻と僕の5人が10時に建築中の家の中に揃いました。

 

仕立ては当方から日本酒・米・塩を準備して持参。ちなみに酒の銘柄は、監督さんが久保田さんだったので、「久保田(千寿)」を準備して、監督さんに残ったお酒はお持ち帰りいただきました。

棟梁が下記の式台(? 名前は何ていうんでしょうか)を準備していただいて、酒・米・塩をセット。

5人一同が台の前に並んで、二礼二拍手一礼で神様にご挨拶。

 

そのあとに家の中の4隅に棟梁が米、僕が塩、妻が酒を供えて回りました。

最後に監督の挨拶により乾杯!

仕事中なので紙コップに数滴の日本酒を垂らして入れてあったものを、皆さんで乾杯しました。僕は、紙コップを持った感触があまりに軽かったことから、「やはり形だけの乾杯で、実は何も入っていない」と思い込んで、勢いをつけて傾けてしまいその数滴のお酒が自分にかかってしまい、他の4名の皆さんの失笑を買ったのは「いらんおまけ」でした。(トホホ!)

 

さて、第1回目の地鎮祭の苦い思い出とは:

その日は、やや雨が降るのはわかっていました。でも「あの陣地取りをする紙がきれなければ大丈夫ですから」との営業さんの声に励まされて、その場に臨みました。ところがその日の実際の天気は、少々の雨どころか結構な本降り。それでも全員が揃っているから、今更辞めるわけにはいかない。さっさとやってしまおうということで、全員が雨に濡れながら厳かに地鎮祭は始まりました。

ところが悪いことは加速するもので、雨に加えて結構強めの風が吹き始めました。そうなんです。陣地取りの紙が雨に濡れて風に煽られて、あっちでひらひらこっちでハラハラと切れて飛び始めたのです。こうなると陣地取りどころではありません。我が家の陣地には、きっと悪霊が歓喜してなだれ込んできたことでしょう。もちろん、参加していた皆さんが、見て見ぬ振りを決め込んでいたことはいうまでもありません。

 

悪霊、退散!