あれだけ苦労した土地も、決まるときは結構あっさりでした。

やはりこればっかりは「出会い」なんですね。

|||条件に合った土地

実はこの土地はネット上に公開されていて、「いいなあ」「きれいだなあ」と気にしていたものでした。

ただ、予算的に高かった。これがネックで見学対象から外していたのです。

けれど、なかなかピンと来る土地に出会えず、行き詰まりを感じていたとき、とうとう私が切り出しました。

「気になっている土地があるんですけど…」

すぐに住まい工房のMさんは見学を手配をしてくださり、現地確認。

まずなんと言っても浅間山がバッチリのロケーション。

前面道路も広く、土地の大きさも手頃(100坪)&角地。

これから家が建ち始める新しいエリア。

更にオマケですが下水道完備(軽井沢のような田舎町は、ほとんどが浄化槽です)。

小学校も徒歩圏内、駅も楽勝の徒歩圏内。

ほぼ、パーフェクトでした。価格以外は。

…悩みました。

土地にお金かけ過ぎちゃうと、建物に回す予算が消えてしまう。

でも、色々考えているうちに思い出したんです。

これまで住んできたところで気に入っていた場所は、家そのものだけではなく、ロケーションだったんだってことに。

建物も重要ですが、土地を軽視することは出来ません。

ともかく申し込みを入れて、価格交渉に賭けてみることにしたのです。

 

|||価格交渉から契約まで

価格交渉は住まい工房のMさんが売り主さんと直接対応。

値引きは大きくなかったのですが、売り主さんと直接契約を結ぶことで、

売り主さんが本来仲介業者に支払う費用分を値引きしてくださり…

もちろん、直接契約は、私たちも仲介業者さんに手数料を払わなくていい。

二重にお得な価格になりました!

まあ、それでも近隣の土地に比べれば高いのですが、ほぼ満額回答。

迷わず、すぐに申し込みを入れました。

普通はここから本契約までそれほど間が空かないはず…

ところが、売り主さんも相当大らかな方で(笑)

冬はあまり不動産が動かないということもあったんだと思います。

特に期限も設けずそのまま数ヶ月が経過しました。

そもそも、なぜすぐに契約を結べなかったのか?

全ては住宅ローンの審査が理由でした。(これについては、次回書きたいと思います。)

最終的にローン審査O.K.となったのが3月の上旬。

その1週間くらい前に売り主さんから

「あの土地を契約したがっている人がいるんだけど」と連絡。

「え!まずい…審査出るまで1週間待ってください」

…まさにギリギリ滑り込みで買えた、という感じでした。

今考えると、もしあの土地を手に入れられなかったら、この計画そのものが頓挫していたかもしれません。

その後、気になって他の土地の状況をしばらくウオッチしていたのですが、

条件に合うものは全く出ていませんでした。

私たちは本当にラッキーだったんだなと、しみじみ感じます。

 

|||オマケ〜車で生活する田舎で、駅近

「駅近」

東京ではわりと重視される項目です。

軽井沢の土地を探しているときには、特に気にしていませんでした。車社会ですしね。

ところが、いざ生活してみると、これがかなり便利!

買った土地は最寄り駅(しなの鉄道)から徒歩7分くらい。

免許持っていない子どもたちは、どこかに行くとき自分で電車乗りに行きますし、

私も軽井沢から新幹線で東京に行くときは、駅まで車で送ってもらうよりも、最寄り駅から電車で行った方が効率的。

これは嬉しい誤算でした。

やはりどこであっても公共交通機関が使える場所というのは、意味があるということです。