足の疲労感で気づいたこと

 

迷走しながらも、いくつかに絞れたハウスメーカー選び。

いよいよ本格的な選定に入るため、完成現場見学会や、街中にある現実サイズのモデルハウス、建売物件などの見学に行き始めました。

土地のローン融資の期限が迫っていたため、ここからは夫を除き、私と当時一歳の息子の二人で行くことも多かったです。

 

一つのハウスメーカーにつき、約3箇所ほどの現場を回るにつれて、気づくことがありました。

それは、『木造の方が、なんとなく足が疲れない気がする』ということ。

 

 

 

 

非常に感覚的な話になるのですが、住友林業谷川建設の家だけ、他のハウスメーカーを回った日よりも、足の疲労感が少なかったのです。

そしてこれは、私だけでなく、週末に改めて現場へと行った夫も、同様に感じたとのことでした。

 


 

そうだ、無垢床にしよう!!

 

 

鉄骨と木造では、足ざわりのようなものが違うのだろうかと感じ、谷川建設の営業さんに話してみたところ、

 

「足ざわりや疲労感は、建築方法ではなく、板材の種類によるものだと思います。

谷川建設の家は、全フロアオール無垢床なので、疲労感がとても少ないんですよ。

また、木の種類によっても変わります。

ウォルナットフロアの展示場に一日いるときと、メープルフロアの展示場に一日いるときでは、僕も一日の疲労感が全く違います」

 

という返答が返ってきました。

 

 

 

なるほど、と思いました。

 

言われてみると、その他のハウスメーカーでも、鉄骨だけではなく木造のライナップもあったにも関わらず、住友林業と谷川建設の家だけが、何か違う、何か特別と感じたのは、無垢床によるものが大きかったのかもしれないと思いました。

これは、実際いくつかのモデルハウスを、一日に何軒も渡り歩いたからこそ、自分の足の好みが分かったのではないかと思います。

無垢床は、たしかに板張りなので固いのですが、どこかあたたかく、また、どこかやわらかい感触がします。

 

 

このように、木材を一枚一枚施工していくので、木材と木材の間にアール溝と呼ばれる溝があり、それが木の陰影を深く美しく見せたり、足の感触をやわらかなものにしてくれます。

好みは別れるところかと思いますし、無垢床でなくてもまったく構わない(というかむしろ、その感触が慣れなくて居心地悪い)という方もいますが、私たちは無垢床の虜になってしまいました。

 

この時点で、候補のハウスメーカーを、ようやく二つに絞ることができました。

 

 

谷川建設か、住友林業か。

 

 

もちろん、他のハウスメーカーでも、無垢床を選択することは可能です。

しかし、木質感を前面にPRし、無垢床の取り扱い例が豊富そうなハウスメーカーは、候補の中ではこの二社であると感じました。