この新コーナー「実況!隣の家づくり」は、今現在、家を建てているご夫婦にご協力いただき、家づくりを密着取材するものです。

これから家を建てる方にとって「家を建てる過程とは?」を知ることは大切な要素のひとつです。
すでに家を建てた方の過程を見ることで、自分の家づくりの疑問や悩みを解決する糸口が見つかるかもしれません。

さて、今回ご協力くださったのは、愛知県・日進市に新築を建築中の吉房さんご夫妻。
2人目のお子さんが生まれたことが追い風となり、家づくりを考えはじめたそうです。
一般的に家づくりは土地探しから始めますが、吉房さんは施工主である建築士さんが土地を見つけてくれたそう。
こちらは非常に稀なケースです。

吉房さんの家づくりのスケジュールを以下にまとめました。

  1. 資金計画(2015年8月)
  2. 建築士に家を建ててもらうことになる(2016年2月)
  3. 建築士と間取りなどを決める(2016年2~4月)
  4. 着工開始、地鎮祭・棟上げ・家具について(2016年5月末)
  5. 完成(2016年9月)

第1回となる今回は、吉房さんが家づくりを始めたきっかけと、資金計画をご紹介します。

のんびり子育てには「やはり一戸建て」

はじめに吉房さん夫妻のご紹介です。
ご夫婦はともに30歳、旦那さまの修平さんは名古屋市、奥さまの真耶さんは愛知県豊田市のご出身。
結婚後、お互いの実家の中間地点にあたる日進市の賃貸住宅に新居を構え、現在2歳と0歳になる二人の男の子にも恵まれました。

「家が欲しいな」と考え始めたのは、長男が生まれた2014年のことです。その後実際に動きはじめたのは2015年の夏頃で、契約したのは今年2016年の1月でした。

私はもともと一軒家で育ったので、いずれ住むなら一軒家がいいなという思いがありました。
長男の泣き声や足音でご近所の方に迷惑をおかけしてるのではないかと気になっていたのですが、次男が生まれさらに気になり、必要以上に子どもを怒ってしまったりして・・・。
そんなことが積み重なって、のびのびと子どもを育てるには、やはり一戸建てが良いなと思いはじめたんです。

子どもも、そして自分も、よい環境でゆったりと過ごしたい。
そんな思いが家づくりへの後押しをしたそうです。

二人でこれからのことを話し合い、子育てする環境がずっと良くなるし、家賃を払い続けるより買った方がいいのでは? ということになりました。
年齢や融資や利率のことを考えると、マイナス金利の今がいいのではないかと思いました。
そこで夏頃に動き始めて2016年の1月に決定。計らずともスピード契約が実現しました(笑)。

買うなら早いほうがいいねと話していたんですが、探す中で自分たちにぴったりの土地や設計士さんと出会って。
すぐに動いたのも良かったですし、ラッキーでしたね。

不安を安心に変えた、ファイナンシャルプランナーの緻密な資金計画

順調に家づくりへの夢が固まったとはいえ、ローンを含めた資金計画に関しては二人とも不安がありました。

頭金は自己資金と両親からの援助を含め、約1000万円ほど用意できましたのですが、毎月の支払金額が家賃の7.5万円を大きく上回ることは避けたかった
その上でローンを無理なく払うにはどうしたらよいだろう、払っていけるのかなあと(苦笑)。
後で後悔するような妥協した家づくりはしたくないけど、返済に追われるのも・・・。
自分にあった銀行やローンの種類は何なのか、色々不安や疑問がありました。

そんな時にお二人が立ち寄ったのがSUUMOカウンター。
ファイナンシャルプランナーを配し、総合的なお金の相談が気軽にできるシステムになっているところです。

最終的には建築士さんにお願いすることになりましたが、最初の検討段階では、このカウンター経由でハウスメーカーや工務店の紹介も受けていたそうです。

細かくシミュレーションしながら、これからのライフプランを考えてもらったり、この条件で融資可能な銀行についても尋ねてみました。
車の買い替えや家のメンテナンスのサイクルといった細かな質問もしたのですが、何でも丁寧に答えてくださり疑問も解決。
結果的に月々の支払は約7.8万円(ボーナス月は約12万円)、金利は0.6%(変動金利)で契約することができました。
不安を払拭するとともに、今後の目途も立ち「これなら負担なく払い続けられる」というところに落ち着きました。

銀行が見つかったこともそうですが、子どもがそれぞれ何歳の時にいくら必要になるかが明確になったのも、私にとっても大きな収穫でした。
私たちはローンがきっかけでしたが、マネープランってこんなに大事なんだなーって。
ファイナンシャルプランナーへの気軽な相談は、個人的にもオススメです(笑)。

さまざまなきっかけが上手く重なり、家づくりの第一歩を踏み出した吉房家。
しかしこの時は家の土台となる土地は決まっておらず、「自分らしい家づくりができる」という思いが叶う施工主を、先に探していたのです。
エリアとして、お二人は田舎すぎず都会すぎず、賃貸でも住んだ日進エリアを希望していましたが、施工主との出会いが糸口となり、希望どおりの土地とめぐりあいました。

お二人がどんな方法で土地や家を探し、その決め手となったのはどこだったのでしょうか?
次回、じっくり掘り下げてお話を伺おうと思います。