3回にわたり「さらぽか」特集をお送りしてきました。さらぽか特集の最終回の今回は、以前の家(2016年以前)と「さらぽかの家」(2017年5月以降)のエネルギー費用(16年は電気代+ガス代 17年は電気代のみ)の比較をしてみました。

 

  • 数字を見ると

下記が費用の比較です:

 

① 2016年9月以前の前の家では、電気と都市ガスを使用していました。

② 16年10月から17年4月は、仮住まいでしたので、ここでは実績を割愛します。

③ 17年5月以降が新居での実績です。オール電化にして、深夜割引料金を使っています。太陽光発電パネルを搭載して、日中の発電の余剰分を東電に売電しています。日中に十分な発電量があれば、東電から購入することはありません。

 

  • 8月を例に数字のご説明をすると:

*16年は電気とガスの両方を使って 9,051円を支払い

*17年は電気代だけで14,652円を支払い

→差し引き5,601円だけ多く支払いをしています

 

※太陽光発電

ただし 我が家の場合は 太陽光発電があり発電をまずは家で使って 余った分を電力会社に売電

太陽光パネルの代金(=電気代の前払いみたいなものだと思っていますが)が約2百万円なので これを10年で回収すると考えると1ヶ月あたり17,000円

この分だけ 上記の費用に上乗せしているようなものです。

 

 

※売電

逆に電力会社への売電収入があるので この平均15,000円(と想定)を引くと最終収支となります。

この15,000円ですが 季節変動・天候要因があり、安定収入では無いことはご承知の通りです。

 

上記の”差異”にパネル代金の月割りと売電収入を加えると 下記になります

差異 -3,682 1,496 3,027 5,601
初期投資月割 17,000 17,000 17,000 17,000
売電収入 -15,000 -15,000 -15,000 -15,000
最終収支 -1,682 3,496 5,027 7,601

と 言う事で、「エネルギー費用は16年と比較して毎月5千円程度 17年の方が多いことになる」思います。

実際に支払っている電気代は、1.5万円程度ですが 昼間は太陽光発電でカバーしていますので 2万円前後になっていると思います。

 

 

 

【生活実態】

上記の費用実態に対して 効果項目を見ていきます

 

1) 空調

今の家では24時間空調を行なっています

*この空調は 外気をフィルター(PM2.5対応)を通して室内に入れる

*防虫フィルターを通して 蚊・蠅・ゴキブリなどの虫の侵入を防ぐ

*逆に室内の汚れた空気を外に出す

 

2) 湿度管理

*梅雨から夏場にかけてはデシカント換気を行い 外の湿度の高い空気を除湿して室内に入れる

*乾燥する冬場は 室内の台所や風呂場から発生する生活湿気を出来るだけ室内にとどめる形で換気する

 

3) 全館温度管理

*全館床冷暖房により年間を通じての家全体(文字通りに1階の床から2階の屋根裏までの温度が 年間を通じて25度前後に緩やかに保たれるように管理する

 

 

【効果】

*年間を通じて朝晩にかかわらず 住人は快適な環境で住むことができる=暑く無い+寒く無い

*呼吸器系の疾患やアレルギーの影響を大きく低減することが可能となる

*ダニやカビの発生を抑えて 健康効果や家屋そのもの・衣服・布団を良い状態に保つことができる

 

今回で、「さらぽか」特集は終了です。

次回から時間に沿って、家づくりの実際の作業をご説明していきます。