冒頭のお城は、2016年の熊本地震後の熊本城 宇土櫓(うとやぐら)の写真です。宇土櫓は1607年に築城された熊本城の中でも、数少ない当時のオリジナルの建物です。近年に建てられた城内の多くの建築物が熊本地震で倒壊した中で、宇土櫓だけはほぼ被害を受けなかったと言うことで、当時の建築技術の高さが話題になりました。

地震・火山・台風など自然の脅威が多い日本に住むに当たっては、災害に耐えうる建物が一つの重要な基準になるかと思います。では、僕にとっての理想の家の姿とは。その姿は具現化するために、まずは書籍での勉強を始めました。

今回は、家づくりに当たって参考にした本をご紹介します。本のタイトルには、アマゾンの書籍紹介ページにリンクが貼ってあります。興味のある方は、クリックして本の紹介をご参照ください。

 

タイトル 筆者
定年男のための老前整理

定年後の生活のために、いまあるモノの整理を考えてみました。

坂岡洋子
60歳からの生き方再設計(新潮新書)

60歳からの「妻と二人の幸福な生活」って何だろうと考えることから家づくりが始まります。多分、、、

矢部 武
東京防災

家の立地を考える上で、都市防災の知識は重要です。Kindle版は無料でダウンロードできます。

東京都総務局総合防災部防災管理課
無印良品とはじめるミニマリスト生活

家自体を立てるためには、家の中に何を持つかを考えることも重要ですよね。

やまぐち せいこ
60歳で家を建てる

幸福な老後のためには、平屋のタイニーハウスがぴったりです。

湯山 重行
マンガ はじめて家を建てました!

2回目の新築体験ですが、今時の家づくりを知るために、敢えて初心者向け漫画ほんでお勉強です。

あべ かよこ
スマートサイジング

長距離通勤から解放され(ついでに車の所有からも解放され)、勤務先に近い場所に快適な居住空間を借りる。それも有りですよね!

タミー・ストローベル
老後の住まい: 老後の自立は小さい家から

65歳から85歳まで、被介護前の自立期間の暮らしはどうなんだろう。

長野郁子
Pen (ペン) 『特集 こんな暮らしをしてみたい! 理想の家グランプリ』〈2015年 11/1号〉 [雑誌]

写真満載の雑誌で、「理想の暮らし」とはどう言うものか、具体的に見せてくれます。

Pen編集部
エコハウスのウソ 増補改訂版

家の機能面でのあるべき姿を学習する上で、もっとも参考になったとても良い本でした。著者の前真之氏は主に空調関係の本やコメントを述べています。

これから家を建てる皆様へのご一読をお勧めします。

 

前 真之
福井モデル 未来は地方から始まる (文春e-book)

地方都市での住宅地域のあるべき姿を考えた本です。家は自分が住む一軒だけでは、住まいとしては完成しません。買物・教育・医療・交通などが適切であって初めて住居として完成します。

藤吉雅春
住まいの解剖図鑑

家全体やトイレ・お風呂・リビング・寝室などをパーツとして理想の姿を図解しています。

増田秦(すすむ)

 

これからの家づくりは、住宅性能評価の各種法令を無視して進めることは出来ません。快適に長期間 優良住宅に住むことが可能となるように、家づくりのスタート地点で、自分はどんな家に住みたいかをしっかりと考えることはとても大切です。

 

第2回目の今回は、終の住処としてどのような家が理想の家となるのかの、参考資料とした書籍をご紹介しました。

次回は、具体的なハウスメーカー選びに入りたいと思います。