プランニングはいくつもの会社で

土地購入検討中、購入しようかと思える候補地が出たときには
その都度いくつかのハウスメーカーにプランニングしてもらいました。

総体的には購入したいなと思えないハウスメーカーでも
間取りの提案だけはとてもよかったりすることがあります。

土地を決めたときには多くのハウスメーカーの中から3社に絞っていました。
デザイン性が売りのHM、地震対策に強いことが売りのHM
そして我が家を建てた住創館の3社。

駅近の立地優先で選んだ土地は、北東入りで決して日当たりがイイとは言えません。
どんな間取りが明るく居心地の良い家になるのかと

1階吹き抜けリビングのプランや中庭から光を取り入れるプラン、
2階リビング、インナーガレージ、、、
色々なタイプの家を当てはめて考えました。

土地の形や向き、接地道路などから
1階ガレージ2階リビングの家が一番合うように思えてきました。

当初自身で考えて描いた手描き間取り色々、、、なつかしい(^^)

憧れのガレージハウスを作りたいけど、、、

夫は大の車好きなので昔からガレージのある家に憧れはあったようですが
ガレージハウス=鉄筋の家のイメージであり

価格的には、ガレージハウス > 普通の家であろうと思い
漠然と手が出せないだろうなと考えていました。

そんなときに、木造でも大きな間口のガレージや
天井の高いリビングを実現できる建て方があると知りました。

そして、インナーガレージは室内ではなくて土間という考え方なので
ガレージ部分の坪単価は住居部分よりもずっと安いということもわかりました。

これならガレージハウスに手が届くかもしれないと思えてきて
木造で大きな間口を作ることができる工法について詳しく調べました。

それが我が家で採用したラーメン構法(SE構法)という建て方です。

 

ラーメン構法(SE構法)とは

耐震構法SE構法の梁と柱とボルト・・・㈱NCN HPより

ここでラーメン構法について少し説明しますね。

ラーメン構法の「ラーメン」とはどんぶりに入ってる美味しい麺ではなくて
ドイツ語の「rahmen」のことで「額縁」という意味です。

もとは鉄筋建築の構法でしたが、それを集成材の木造を使って作れるように考えられた新しい構法です。
木造ラーメン構法と言われている構法は国内にいくつかあるようで
住友林業さんのビッグフレーム構法もそのひとつですね。

<我が家の構法は、ラーメン構法の中でもSE構法重量木骨という建て方です。
HPには「柱や梁そのものを互いに剛接合し、強固な構造躯体を作り上げる。
従来、鉄筋造やRC造において主流だったラーメン構法を
日本の木造住宅に取り入れたのがSE構法です。」とあります。

建築会社選定しているときにSE構法のモデルハウス建築中に見学させてもらい
見るからに強固な作りの骨組みを目の当たりにして、この構法で建ててもらいたいと強く思いました。

耐震等級3、構造計算書付きのガレージハウス建築に決定です!

SE構法でプランニング

最終的に住創館でSE構法で建てることになりましたが
実は当初、家のデザインなどプランニングは他社の方が洗練されていたのです。

迷うことなく、それまでに他社から提案されたデザインや間取りの
いいなと思えたところをなるべくたくさん取り入れて
イイとこどりした家を作ってもらおうと考えました。

打ち合わせが始まった頃には
夫婦ともにプランナーになった気分で間取りや家の絵をいくつもいくつも描きました(^^)

お絵描き好きの私と夫が描いた家の外観デザイン集(初期のころ)

住創館の設計担当者は、
私たちがなるべく自分たちで考えたいと思っていることをよくわかってくれて
私たちの提案を受け入れた上で、押しつけがましくなく自身の意見を言ってくれました。

私たち素人のプランニングは
各部屋の配置や大きさや家の顔のことなど目先のことばかり考えていましたが

実際の設計には、
道路斜線のことや室内の床の高さとガレージの床の高低差のこと
SE構法ならではの柱や壁の位置のことなど
素人には思い及ばないことをあれこれ考えなくてはならないのですよね。

思いやこだわりばかりがいっぱい詰まった私たちの勝手な間取りやデザインから
きちんと本物の家になるようにプロの力で設計してくれたこととても感謝しています。

外壁デザイン考え途中のパース図

2階リビング&インナーガレージの家づくりに向けて
何度もの打ち合わせを重ねて、間取りが決まってきた頃には
設備機器や建具などのショールームに足を運ぶことになります。

次回はショールームめぐりの必要性について書きたいと思います。