新築工事もいよいよ大詰め。
屋根瓦も乗り、キッチンも入って、
仕上げ工事から外構工事に進んでいきます。

玄関のタイル張り

現場で見るまでわからなかったのですが、このタイルは角に使う約物がない商品でした。
端部の処理が一辺しかされてないので角は斜めに切った物を合わせて貼付けるしかありません。

幸いキレイに合わせてくれているのでパッと見はわかりませんが
街中で見ていると堂々と斜めの目地が入っている物件も多数あります。
タイルによって角用の約物もラインナップされているので、これは事前に確認した方が良いでしょう。
設計段階では考えもしませんでした。設計士もそこまで気にしていなかったようです。
細かいことを言い始めるとキリがありませんが、現場でどこまでこだわるかは職人さん次第。

クロス張り

パテ埋め作業

若い職人さんでしたが集中力を切らしたくないとの事で日曜日も休まず連続で作業をされていました。
クロス張りの作業を見ているとホント器用だなと感心します。

今回一番苦労していたのが階段取り付け部分。(鉄骨のシースルー階段です)
壁と踏み板の間が狭すぎるので踏み板を一旦外してから貼ろうとしていたのですが
ボルトを外しても取れないと思ったらボンドでガッチリ固定されていたそうで、
職人さん曰く、「大工に負けた!」
積水ハウスは壊そうとしても壊れないそうです。

結局、階段のわずかな隙間を複雑な形状の加工を施しつつきれいに納めてしまいました。

クロス張りの段階ではトイレや洗面台はまだ入っていません。

クロス張りの後、ひょっとしたら監督も知らないかもしれないのでと、教えてくれた話があります。

エアキス仕様の天井用クロスはかなり特殊な構造になっているらしく、
セロテープ等を貼ると簡単に表面のコーティングが剥がれてしまいます。
天井なので何かを貼る事は滅多に無いと思いますが気をつけてくださいとの事です。

そういえば実家では天井にポスターを貼っていました。危ない、危ない。
部分補修が出来ないので全面張り替えになってしまうそうです。
(通常と違って継ぎ目がどうしてもわかってしまうらしい)
壁クロスの方は大丈夫なようですが、ガムテープは止めてくださいと言っていました。

エアキス仕様のクロスも模様によって表面の剥がれやすさが違いますが
(実験して見せてくれて1階と2階でけっこう違いました)
とにかく気をつけた方がよさそうです。

エコカラットの職人さんが知らないでマスキングテープを貼ってしまい
やり直しになった事もあるらしく、意外と情報が伝わってないようです。

以上、エアキス仕様クロスの情報でした。

ちなみに我が家はシルタッチ(珪藻土)の壁を部分的に採用しています。

また、家は完成してから1年は木材の収縮によって微妙に動くため、クロスの歪みやシワが発生する場合があるので、壁紙の残りは保管しておいて欲しいとの事。
同じ商品でもロットが違うと微妙に色が変わる可能性があるそうです。

我が家は幸い目に見える所で気になるクロス問題は起こらなかったので壁紙の予備は無用の長物となり今も収納の一角を占拠しています。

そして一通りの設備が設置されたのですが…、

2階の洗面台の仕様がオーダーしていたのと違う!とか、
(キャビネットは引き出しタイプにしたのに、普通の開き戸になっていました。)

バスルームの壁に不要な穴があいていたとか、(棚の無い仕様なのに、棚付きで納品されてしまったためにパネル交換)

まあ、色々あります。

さてキャビネットが違っていた洗面台。
一応、交換するという事になったのですが引き渡しまでに間に合うのか微妙なタイミング。
ああいう物って在庫が常時あるのでしょうか。
開き扉の方は数が出てそうですが引き出しタイプは注文が少なさそう。(ちゃんと間に合いました)

打ち合わせでは引き出しタイプを希望して、インテリアのマテリアルボードにもちゃんと引き出しタイプのキャビネットの写真を載せてもらっています。
しかしコーディネーターの方がどう勘違いしたのか見積書には開き扉で記載されてしまっていたのです。
図面や仕様書では型番しか書いていないのでわからないのですが
見積書を探してみると確かに開き扉になっています。
打ち合わせの結果と違っているのだからこれは見積りのミスではありますが
それを発見できなかったのは残念でした。

当時見積書もかなり入念に見たつもりですが、けっこう見落としというのはあるものです。
図面、仕様書、見積書はどんなに細かく見てもチェックし過ぎという事はないです。
しかし専門家ではない我々には限界があります。て言うか専門家でも確認漏れはいくらでもある訳ですが…。

現場で出来上がるまでわからなかった事なんて無数にありますが
打ち合わせの段階でどれだけ細かい事を想像出来るかどうかがトラブルを減らすポイントだと思います。
実際には難しいですけどね。

化粧基礎に積水プレート。
エネファーム試験運転。

後はスイッチ類やエアコンを付けて出来上がりという段階で竣工検査が入りました。
簡単な説明の他、諸々の不具合のチェック。
壁紙の傷とシワを発見、室内ドアの調整、スクリーンが幅木に引っ掛かって下まで降りないのでスクリーンのサイズ調整、階段の取り付け金具の修正等、細かく修正箇所を確認です。

※エアコンは隠蔽配管にするため全部付けてもらいました。
もちろん後付けの方が安くなりますが、新築の壁に後から穴を開けられるのがイヤだったというのもあります。
実際トラブルもあるようです。

エアキスのチェック。
フタだらけ。

大安吉日を選んで無事融資も実行されました。
これでン千万円の借金持ち。

いよいよ引き渡しの日になりましたが
まだまだ外構作業は続いています。

もちろん次週に控える引越しの日までに終われば問題はありませんが
コンクリが完全に乾くまでは車が入れられません。

次回、完成!ドリームハウス!

続く。