敷地調査

住宅展示場を訪れていくつかの候補が絞られてくると、
「とりあえず、敷地調査をしてみませんか?」
と言うお誘いがあります。
まだどこにするか決めていないのに、そんなことしたら断り難くなるのでは?と少しかまえてしまうお誘いに思えました。

実際、我が家は2社にお願いしたのですが(他でやりました、と言っても、項目や基準が違う、とそれぞれに調査が必要なようです)、住友林業の場合、請負契約前に5万円を支払って「敷地調査」を行う必要があります。
私が知っている限り、他のハウスメーカーでは敷地調査は(表向き)無料です。
この制度に抗って、住友林業と契約するか否かの判断が遅れました(笑)。

契約すれば実質無料

このお金は、その後住友林業と契約すると支払金額に含まれるので、契約すれば実質無料になります。
契約に至らないと…大きなお勉強代になってしまいますね。
ちなみにこの5万円と言うお金を支払わないと、設計士さんによる間取りはかいてもらえません。

ただ、住友林業で行う「敷地調査」は、他メーカーよりも細かく、およそ100ページほどの報告書となってこと細かく調べあげられます。
我が家の場合、そこに既存の建物やカーポートなどもあったので、土地のみの場合よりも多くなっているかも知れません。
これによって、契約後にこんなことが出てきちゃいました~といったトラブルは起こりずらいかな、と思いますが、思いがけないことも分かります(涙)

実際に報告を受けると、
なんですってー‼
と言うことが多かったです。

今こうして普通に40年以上も建っているのに、問題の多いこと!
「建て替え辞めようかな…」とふと頭をよぎったりもしました。

一番驚いたのは、住所が違ったことですかね(笑)
それから、我が家の土地は家の前が畑になっているのですが、家への進入路が農地になっているので地目変更だの分筆だの、土地の一部が裏の家のものになっているだの…。
家屋調査士の先生への支払いがどんどん膨れ上がる土地だったのです!
土地の広さや建物の大きさで金額が違うそうですが、我が家の場合、最後の建物登記まで入れて70万円ほど必要でした。
因みに、住宅ローンを借りないのなら必要とされない変更、申請事項もいくつかありました。

他にも諸々と指摘事項があって、本当に建て替えられるのか不安が募った時期でした。

土地だけの分譲地ではそう言ったトラブルは少ないようですが、我が家のように昔に建てられた家がある土地では色々なことがあるようです。
特に田舎は❗

また、他にもその地域によって、建ぺい率や斜線制限、防火指定など、「家を建てる」と言うことには色々と制約があることを初めて知ったのでした。