基礎工事の次は建方工事に入ります。

建方工事と木工事は家づくりを最も実感出来る工事期間かもしれません。
現場を訪れる度に「家」が出来ていきます。

建方工事

基礎が完成したと思ったらあっと言う間に足場が組まれていました。
そして次の日にはもう1階部分が組み上がっています。
その翌日には2階部分も。

木造にしても鉄骨にしても、部材は工場で作ってくるので後は現場で組み立てるだけとは言え、
本当にあっという間でした。
平日の昼間は全然現場を見られないので仕方がないのですが、クレーン作業を見損ねたのは実に残念。
建方工事最大の見せ場だと思うのですが…出来れば動画も撮りたかったです。ほんと残念。

それにしても、足場に加え工事車両やら仮説トイレやら資材やらが入ると狭い敷地が一層狭く感じます。
首都圏の昔ながらの住宅街はこんな所が多いのですが、それにしても狭い!
お隣との距離もギリギリでよくこんなスペースに足場が組めるものだと感心してしまいます。
確か隣接地との距離は法的に決まっているのですが、それって足場が組める最低寸法の事なのではと思うくらいです。

鉄骨丸出しの状態。

軽量鉄骨の住宅はよく、所詮プレハブでしょと揶揄されますが
これを見ると確かにプレハブ。

それでもシーカスを目の当たりにすると、ただのプレハブじゃなくて積水ハウスなのだと実感します。

(なぜかロゴがひっくり返ってますが)
こいつを一定量入れなければならなかったので大開口が作れませんでした。
当時は開放感より耐震性を考えて苦渋の判断だったのですが
開口面積を増やすと断熱性能にも影響を及ぼすので、やはりこれで正解だったと今は思います。
どちらにせよ間口が狭いので大差はないのかも知れませんが…。

屋根の下地まで出来ました。

色々調べるとかなりキレイな下地処理だと思います。
高所恐怖症なのでこの写真を撮るのはそれなりに苦労しましたw

屋根瓦の昇降機までセッティングして部材も搬入されたのですが
屋根の工事が始まるまで相当に時間がかかりました。

原因は太陽光発電の補助金申請の認可待ち。
手続きが済まないと工事に取りかかれないのです。
それまでずっと屋根の部材が置きっぱなしなので邪魔な事この上無し。

自分が営業やっていた頃にこんな部材搬入の段取りを組んだら監督や職人さんにエラい怒られたものです。
今回は大丈夫だったのでしょうか?監督も親方も優しそうな人だったけど…。

さて外側はある程度進むと変化を余り感じられません。
と言うより見えなくなってしまいますが、中身は日々変わって行きます。
木工事は現場に行く度に進んで行きます。

木工事

配管工事から大引きが設置されて床パネルまで。

作業に取りかかれない瓦のパレットが庭に置きっ放しにも関わらず
断熱材やらフローリングやら資材がどんどん搬入されてきます。

大量の資材でただでさえ狭い現場の作業スペースはほんの僅か。

そんな状態でもフローリングが貼られていきます。
養生作業だけでも大変そう、丁寧な段取り組みが必要です。

階段が出来るまで2階へはハシゴを使用。
階段の部材が届きました。(これもハシゴみたいなもの?)

あまり作る機会がないらしく取り付けは一苦労でした。

工事中は大きなトラブルはなかったのですが
設計士との意思疎通が十分でなく現場で大工さんに修正してもらった部分が1ヶ所、
図面上では確認出来なくて妥協した部分が1ヶ所ありました。

木工事でどうにかなる事なら良いのですが、構造上変更が出来なかったのが物干金具の取り付け位置。

バルコニーの掃き出し窓に対して金具の位置が左右対称にならずに気持ちが悪かったので修正出来ないか聞いたところ
物干金具は鉄骨に接続しているのでこれを変更すると大工事になってしまい、外壁部分にも後が残ってしまうとの事でした。

当時残念に感じたのですが、いざ生活し始めると全然気になっていません。
ブログを書いていなかったら忘れていたかも。まあそんなものです。

他にも小さな問題はいくつかありましたが、現場は生き物、トラブルの起こらない現場なんてありません。
今になって思えばどうでも良い事ばかりな気もします。
家を建てている最中というのは細かい事も気になって仕方のない事ではありますが。

木工事と言えば、設計にはなかったニッチも現場でお願いして作ってもらったりもしました。
臨機応変、現場対応♪

次回、いよいよ仕上げから外構工事、そして引き渡しです。

続く。