第4回目は我が家の間取りの続きです

前回の手書き図面のうち、2Fオーディオルーム案をベースに詳細を詰めました。

アラ60なので、老後の住まいを意識せざるを得ません。そうは言っても、まだまだ元気でいるので、普段の生活パターンでよく通る場所やいる場所の使い勝手と満足感は大事。さらに、地震対策やおしゃれな空間、収納、外観も大事・・ということで間取りを検討しました。

まずは我が家の間取り図です。

1Fです。上が北側です。

2Fです。

間取りを考えるのは楽しいですよね。
新築前に今後の快適生活をイメージするのはワクワクします。
そして家づくりをするうえで一番大事なこと。

我が家の場合、1Fにリビング、キッチン、バスルーム、洗面所、トイレ。そして、2Fに寝室。ここまでは迷いませんでした。最近は2Fリビングや2Fバスルームも増えてきているようですが、老後を考えて、出来るだけ1Fでの生活スタイルに。トイレは前の家同様、1F、2Fそれぞれに設置。夜中にトイレのために1Fに行くのは無理です。

流動的だったのはオーディオルームと予備室的な洋間。オーディオルームは本来1Fの方が有利です。スピーカーやアンプなど何百kgという重い機器を支え、スピーカーの振動を床に伝えなくするために、床をコンクリートで補強したりする人もいます。さらに吹き抜けにすれば、音響空間容積も増え、いいかも知れません。しかし、1FにLDKもあり、大きなスペースが集中していまいます。ということで、オーディオルームは2Fに持っていかざるを得ませんでした。

余談ですが、土地形状(特に幅というか間口というか)は重要で、モデルハウスなどかっこよく見えるのは大きさもそうなのですが、横幅が広いのでシルエットに変化が出せるし、立派に見えます。小さい家はどうしても横幅がない正方形に近い形になってしまいます。我が家の土地の幅は約12m、隣との関係で実質10mがいっぱいです。

間取りの工夫

メーターモジュールの併用

住友林業の標準である尺モジュールだと柱間寸法が910mm幅。実際は壁厚もあり有効は780mmになってしまいます。よく使う場所はメーターモジュールにしました。1F、2Fのトイレの幅、廊下、階段を1m幅にアップ。それと階段数は標準より1段増やして15段で緩やかにしてもらいました。

家事動線

我が家ではキッチンから洗面所、バスルームまでがまっすぐ通り抜けられます。最短距離移動で便利です。また、以前はクローズドキッチンで不便だったので、キッチンカウンターは対面式のオープンに。そして出入りは両方向から可能にしました。玄関から洗面所経由キッチンのルート。もう一つはリビング、ダイニングからのキッチンのルート。孫が来た時にぐるぐる回っていました。便利です。

L字リビング

リビングとキッチン、ダイニングの位置と動線を考え、リビングとの境界に通路的なスペースを通しました。また奥の洋間にも直線的に行けるようにソファーを配置。これにより、インテリア的にもすっきりして掃除もしやすい。LDKは窓を最大にして南西の庭を見えるように明るいスペースにしました。最初の写真が玄関からリビングインした時の写真です。(窓については後日)

将来用の洋間

通常ですとLDKを広くしたいところですが、老後足腰が弱くなった時、2F寝室に行かなくてもここにベットを置けばいいかなあと、洋間を作っておきました。当面家事室でもいいですし、お客さんが泊まってもいいし。

玄関横に土間クローク

玄関横の土間クロークは靴置きというよりは、ペットボトル、防災グッズ、釣り道具などの保管が目的です。ちょっとした保管スペースがあると便利です。メーターモジュールのしわ寄せで狭くなってしまいましたが。

階段位置

階段の位置で悩みました。階段って結構場所をとるんですよね。それと登り口、あがり口の位置で思わぬスペースができたり、扉の位置や廊下の長さ、収納場所にも影響します。玄関横案やリビング入ってすぐの位置も考えましたが、うまく整合取れず、反対のリビング奥から登るようなリビング階段になりました。上がってすぐ2Fトイレで便利です。ただ、冬は冷気が降りてきます。

長くなりましたの今回はこの辺で。
次回、間取り(収納)について書きたいと思います。