こんばんは。atoです。

今回は、家が傾いたりすることで出来る隙間を少なくするための方法について記事を書きたいと思います。

 

なぜ隙間ができるのか

先ずは、『なぜ隙間ができるのか』について考えていきたいと思います。

家の隙間ができるのは家が傾いたりして家が歪んでくるからです。家が歪む理由としては、木材の収縮などによるゆがみがあります。

木は水分を含んだり、乾燥したりすることで多少なりとも膨張と収縮が出てきますので、木造の家でも無垢の柱ではなく、集成材が使われることが多くなっています。

さらに、集成材でも『木は木』ということで、軽量鉄骨を採用しているハウスメーカーもあります。

ここまでのことだけであれば、鉄骨造りの家を建てれば家は歪まず、隙間ができてこないということになります。

実際にそうなのでしょうか?

・・・

・・・・・・私の答えは『否』です。

その理由は基礎にあります。

現在ではほとんどのハウスメーカーで『べた基礎』と呼ばれる基礎が採用されています。

べた基礎とは、家の下全体が一つの基礎になっているので、地面と設置している面積が広いため、布基礎と呼ばれる、家の枠の下だけに基礎があるものに比べて沈下がしにくい特徴があります。

ここにある意味『落とし穴』があります。

家の下の地面が頑丈なのかどうかを確認するために『スウェーデンサウディング』という試験が良く使用されます。

スウェーデンサウディングとは、槍のような棒に一定の重りを付けて、25㎝沈むのに棒を何回転させるかを調べるものです。イメージはこんな感じです。

これで地盤が頑丈かどうかの確認はできます。

ただし、スウェーデンサウディング試験で頑丈な地盤という結果が出ても基礎が沈まないという保証にはなりません。

その理由は地面の下にある土や砂は動くからです。

これは絶対に動くということではないと思いますが、雨が降ったら地面の中を通って下へ下へと流れていきます。

水が抜ける道が地面の中にはあるのです。

ということは、土や砂が動くのも当然だということになります。

例えば、いつも同じ道路でへこんだとことができるといった経験はないでしょうか?

どんなに大きなべた基礎で家を支えていたとしても、基礎の下の土が動いてしまえばひずみが出てきてしまいます。

ただし、これはべた基礎に限らず、地盤改良や杭を打っていても起こる可能性はあります。これも岩盤事態が動いているから仕方のないことです。

それでは、鉄骨造りの家が隙間ができにくいとうたっているのは嘘かというと、木造に比べて隙間ができにくいということは間違いありません。

これは単純に木よりも鉄のほうが頑丈なので、基礎が多少ずれても家の鉄骨だけで自立することが出来るからです。

 

隙間ができにくい対策

隙間をできにくくする対策についてですが、絶対に沈下しないことは約束できませんので、スウェーデンサウディング試験の結果からベストな基礎を採用するしかありません。

どんな基礎を採用しても沈下するときは沈下してしまいますから・・・

 

まとめ

今回は隙間ができにくい家を作るために隙間ができる理由などについて紹介しましたが、最終的には自分たちが何を重んじるかによって、ハウスメーカーを選び、地盤の試験結果からどの基礎を採用するかを決めていくしかないと個人的には思っています。

鉄骨造りの家は柱がゴツイので、中に入っても壁が分厚く重厚感がありますし、裏を返せば壁がごつすぎて圧迫感があると感じる人もいるでしょう。

色々な知識を身につけて、自分の意志で決めることが出来るようにしましょう!!!

それではまたm(_ _)m

こちらでもいろいろと書いていますので良かったら参考にしてみてください。