家が建ってから約2年。
それまでとは全く違う生活スタイルが出来上がってきました。
これから先、どのような形に変化していくのか…
まだまだ始まったばかりなので、何が起こるか楽しみです。
CMじゃありませんが、家と共に成長して行けたらいいな、と思っています。

|||家を建てること

価値観やそこで展開される生活を意識して家を建てることは、
本当はとても重要なはずなのに、
最初に東京に建てた家では、ほぼそれを無視してきた気がします。
間取りや設備ばかりに意識が行ってしまい、
そこで暮らすイメージが乏しかったことが失敗の原因だったんじゃないかと今は思えます。
今回軽井沢に建てた家は、
家を建てる前に「移住」というとんでもない生活スタイルの変化を前提としていました。
必然的に生活イメージを持った上での設計建築となります。
しかも、軽井沢というかなり特殊な自然環境での建築。
建てる前に約10年別荘として家を借りて暮らしていなければ、
この家を建てることは絶対に無理だったと断言できます。
家を建てるということは、その先の未来も可能な限り見据えて、
大変なプロセスをひとつひとつクリアして…
その中で楽しみながらつくり上げていくものなんだな、とわかってきました。
この作業、結構骨が折れますよ(笑)

|||移住って、結局…

移住や2拠点生活が注目される時代になりました。
10年前、まだ移住なんて考えていなかった時に2拠点生活を始めてみて、
その楽しさにすぐ気が付いたのは事実です。
こんな時代が来るとは予想もしていませんでした。
ただ、本気の移住となると様々なハードルをクリアしなければならず、
その決断までには相当の時間が必要です。
もし、65歳くらいでリタイアしてからこれをやるとなると、
それまで築き上げてきた生活をリセットしてまで踏み込むことは、
むしろ更にハードルを上げる結果になると思います。
きっと、私には出来なかったはず。
ご近所にもリタイア後に移住という方はいますが、
本当に勇気ある行動だなあと感心しちゃいます。
移住までのハードルは、
移住先の生活に対する不安がクローズアップされがちです。
でも、今ある生活をリセットする(捨てる)ことの方が遥かに大変な作業!
恐らくこれが移住の本当のハードル…
思い切りと覚悟は絶対に必要です。
そして、
移住という選択をした場合、その解答が得られるのはズッと先なんじゃないかと思い始めました。
まだ移住2年程度の私は、その正解をきっと見つけられていないんでしょう。
今のところは正しい選択だったと思っていますが。

|||変化していく価値観

移住をするということはこれまでとは違う価値観に触れるということでもあります。
それを受け入れることができるか、
受け入れられずとも容認することができるか、
かなり大事なことだと思います。
私はこの価値観の相違を、今のところ楽しんでいます。
新たな物の見方と捉えると、結構面白い。
そこには、間違いなく少しずつ移住先に染まっていく自分がいます。
今も週に3日は東京で仕事をしていますから、東京での価値観が消えることはありません。
東京だって嫌いじゃない。
けれども、東京100%の価値観にはもう戻れない自分が気付くと存在しているんです。
これって、つまり2つの異なる価値観を持つことになるのですが、
思った以上に役に立っています。決して邪魔にはなりません。

|||その先の「いえづくり」へ

これまでの経験と反省を元に建てられた軽井沢の家。
2年経った今、「住みやすさ」についてはまだ継続しています。
失敗したことや、こうすれば良かったというポイントがあまり出てきません。
でも、ゼロじゃない。
これから先、住み続けているうちに色々な思いがプラスされて、
いえづくりはずっと継続されるんでしょう。
出来れば楽しみながら続けていきたいものです。

最後はバタバタしながらまとめ上げましたが、今回が最終回です。
ウチが移住するときに、本当に知りたい情報があまり出回っていなかったので、
そんな情報も織り込むつもりでこのブログを引き受けました。
とても全てのことを書くことは出来ませんでしたが、
少しでも参考にしていただけたら光栄です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

その先の移住生活に関するブログは
https://ameblo.jp/koakanga
興味を感じていただけたら、是非お越し下さい。
スローペースで更新しています!