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【第6回】家づくりで性能なんて…と思う人は1度体感してみるといいかも

こんにちは。PenPonです。

性能大好き旦那は、LIXILのスーパーウォール工法をとりいれた性能重視の家をつくる工務店が大好き。

かたや和モダン好き、寒いの嫌いだけど、自然の風や光を取り入れた生活で「自然・無垢」のワードが大好きな奥様のワタクシ。

どーにもこーにも、性能重視な家は人工物感があって、受け入れられない。

『っていうか、今時の家は最低限の性能はあるんだろうから、そこまで寒くないでしょ?』
『そんな高性能の必要ある?(そのお金は、内装にかけたい!)』

なぜそこにお金をかける?┐( ̄ヘ ̄)┌

『Q値やUa値、ワタクシも勉強したよ』
『だけどさ、値をいくらよくしても本人が寒いって感じたら意味ないじゃん』
『”体感は人それぞれ。性能値は長期優良レベルだけど、自分にとってこの家は寒かった”なんて話になったら、なんのために金かけたの?って思うじゃん』

性能値を体感できないと、性能よくしたいって思えない。┐( ̄ヘ ̄)┌

そんな話を旦那にしていたら、4社からの相見積で検討中、候補の工務店さんのご紹介でLIXILの「住まいのStudio」を紹介されました。
※最終的にはこの工務店さんでおうちを作りました。

性能を体感したお話

2017年の10月にオープンしたばかりのLIXILの住まいStudio

完全予約性で、平日は工務店やビルダーからの紹介で、土日であればwebからの予約で一般の方も行けます。

ネットで見てると、LIXIL系のいくつかの工務店さんが自分たちのお客様をツアーみたいに連れて行ったとか、そんな場所。

土日祝日の予約を見ると、ここ1、2カ月は予約でいっぱい。

なんと、その場所にわが家一組だけ。
。。。相当、奥さんがゴネてる客と思われてたんでしょうか(汗)。

ここでは、冬体感(室内)/冬体感(室外0℃)/夏体感/窓比較 の4エリアを体感できます。
ワタクシ的に一番の見所なのは『冬体感(室内)』。

巨大な冷蔵庫内に3つの部屋を作ってます。

  1. 昔の家:昭和55年の家
  2. 今の家:平成28年基準の家
  3. これからの家:HEAT20G2仕様の家

※③とかすっごいお金かかりそう( ̄ー ̄;。

どの家もエアコンは20度に設定されていて、外は冷蔵庫の0度という温度設定。

 

1.昔の家:昭和55年の家

『つめたいよ~』

この寒い感じ、パパさんの実家だよ。

窓際や床が冷たくて、スリッパはいてないとダメなんだよね。
義実家はパパさんが小学校に上がるころにたてた家で、まさしくこの家のとおり。

サーモカメラの画像を見ると、あら真っ青。

 

2.今の家:平成28年基準の家

さあ、窓の温度を測るぞ!

この家。。。
あれ?いやさっきよりは少しあたたかいけど、すっごい温かいわけじゃなくて、どっかほんのり寒い感じが残ってる

え?平成28年基準ってもっとすごい高性能だと思ってたけど、そこまでじゃない?

少なくとも体感的には寒いと少し感じる。この家作っても、あったかくなったねってあまり思えないかも。

サーモカメラの画像を見ると、人は色がついてきているから温かいと感じてるってことかな。
でも、床や窓は相変わらず青いまま。

 

3.これからの家:HEAT20G2仕様の家

あったかい。これなら、床暖房とかなくても過ごせるじゃん。
※しかし写真ではまったく伝わらない( ̄ー ̄;。

子どもたちもスリッパなしで、座り込んだりゴロゴロしてる。床が気持ちいいってことなんだろうなあ。

人も床も窓も温かい色になってる。

 

比べると…

サーモカメラの画像を3つ並べて比較すると

うわ( ̄□ ̄;)!!。

建てる家でこんだけ違うとは。
※まあ温度と色の表示の設定で、差があるように見せてるのもあると思いますが(笑)

体感温度的(赤丸)には、①20.2℃、②は22.2℃、③23.5でそんなに違いがない。

だけど、部屋中央「下」の温度(青丸)を見ると、①15.2℃、②19.8℃、③22.6℃。

この冷たい部分が残っているところが、”寒い”って体感させるのかな?

 

自分の常識は①昭和55年モデルだったのかと再認識。
自分が幼いときの記憶をもとに住まいの常識ができてるからそうなのかも。

1の時代、どの家にもこたつがあったのは、足元が寒いせいだったんですね。
風呂もトイレも寒かった気がするし、朝も寒くて起きれなかった。
家ってそういうもんだと思ってた。

 

そして2の平成28年基準。。。

まさか、自分にとってはそんなに温かくないとは( ̄ー ̄;。

サーモカメラでも上部だけ暖かくて足下は寒いままだし。

 

これまで工務店の構造見学会を見ても

『性能のいい家作ったんだから、そりゃ寒くなくて当たり前でしょ?その分お金かけてんだから』って思ってました。

どの程度まで性能は下げれるものか(お金をかけないですむか)一番のポイントだと思ってました。

 

『平成28年基準、長期優良住宅取得ぐらいならいいんでしょ?どうせ?』って思ってたけど。。。

このタイプが一番『中途半端にお金かけて、寒い』になるパターンだ(^▽^;)。

 

寒くなくていいくらい性能に金かけるか、
他は寒くていいからリビングだけ完全に閉じ込めて温めるかどっちかだわ。

ちなみに、吹き抜けは寒いと言われますが・・・中途半端な状態で吹き抜けは絶対アウト!(汗)。

 

お次は窓の性能

1号2号『アイスクリームだ!!』

アイスクリームの試食。。。ではなく、『素材によって熱の伝わりが違いますよ』のアピール。
一番右のアルミオンリーのものより、柄が樹脂になっているほうが熱は伝わりにくいってことを示しとります。

樹脂窓が一番温かいけど、枠の厚みが必要ってことで、アルミと樹脂のハイブリッド窓が温かさを維持したまま、窓もすっきりみせられますよ。ってことらしい。

実際触ってみると、アルミの窓は確実に冷たいと感じるけど、ハイブリッドと樹脂の窓は冷たいという感じないな(‘ω’)

結局性能値で見ると。。。

今回のLIXILの環境は地域6(関東)にあわせて作っているそうで、

  • 2.平成28年度基準で、Ua値=0.87。
  • 3.これからの家で、Ua値=0.46。

つまりワタクシの場合、平成28年度基準で見ると2地域~3地域のUa値でないと、体感的に温かいと感じられないらしい。

東北、北海道レベルってことか( ̄Д ̄;;。

今まで関東にいて北海道レベルの家なんて不要でしょ~って思ってたんですけど、寒がりのワタクシ的にはそのレベルまで必要ってことなんですね。

 

家の外からサーモカメラで温度分布を見ると

  1. 昔の家:窓が温かい色 ⇒熱が放出されている。
  2. 今の家:1よりはよくなっているけど、まだ一部熱が放出されている。
  3. これからの家:窓が真っ青 ⇒ 熱が外に放出されていない

で、各家の年間の暖房費を見ると

  1. 昔の家:28,000円/年
  2. 今の家:13,000円/年
  3. これからの家:7,000円/年

『一番暖かいのに、エアコンの電気料もかからないですよ』ってことらしい。
まあ運用コストはかからないけど、初期費用はめちゃかかるんでしょうけどね(笑)

 

う。旦那やLIXILの人にしてやられた感があるけど
『断熱性能なんて平成28年度基準満たしてりゃいいじゃん』と自分は言えないということがよくわかりました。。。

ただ性能大好きの旦那は、別に2の今の家相当でも寒さを感じてなかったので、自分の体感がどこにあるのかは知っておいたほうがよいかもですね。

PenPon

はじめまして、PenPonと申します。30…ではなく40代に突入してしまいました。この4月で小学1年になった双子の女の子とパパとの4人暮らし。共働き夫婦の家づくりです。 「和モダンにこだわりたい」と言いながら、ふつーに洋風の家になったらどうしよう。。。と内心ドキドキしながら、デザイン系の仕事をしてるわけでもないただの素人が、孤軍奮闘して建てた和モダンのおうちです。

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Published by
PenPon
Tags: 高気密高断熱長期優良住宅断熱性能

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