間取りが決まり、大方の設備仕様が決まり、あとは着工を待つばかり…。
そんな時期、大半の方が頭を悩ませるのが、インテリアについてだと思います。
インテリアといっても、内装材やカーテン・照明など色々ありますが、ここでは『家具』についてのみ重点的に書いていきます。
インテリアフェア
大手ハウスメーカーと契約された方は、そのメーカー提携の家具ブランドと共同して開催される、『インテリアフェア』に招待されます。
質のいい家具ブランドが出揃い、滅多に目にしないような高級家具がずらっと並ぶインテリアフェア。
だいたい3時間ほどで、目当ての商品を見て回り、インテリア担当者やときに設計担当者の意見も聞きながら、購入を検討していくイベントです。
価格も、ブランドにもよりますが10~30%オフと、普段じゃなかなかお目にかかれない値引率を示され、高級家具に耐性のない我が家は、雰囲気に飲まれて危うく購入しそうになりました。
その場で契約されている方も大勢いました。
しかし、まずは一回冷静になってください。
きちんとリサーチして、自分の家具の好みなどを考え、吟味したうえでの購入ならば、インテリアフェアでの購入は、大変お得で結構なことです。
ですが、雰囲気に飲まれての購入は、非常に危険です。
ソファー一つで30万以上もの買い物、たったの3時間で決めてもよいのでしょうか。
家具屋のススメ
インテリアフェアには、高級家具ブランドが多数出展していますが、どれもハウスメーカーと提携しているブランドのため、マイナーだけどよいものを作っているブランドというのは出展されていません。
一生に一度とは言わなくても、高級家具を購入する機会など、人生でそうあることではないため、家具屋もまわって、大手家具ブランドのものも、マイナーブランドのものも比較したうえで、納得のいく商品を購入することをお勧めします。
相見積もりをとろう
我が家は、インテリアフェアのあと、回答を保留し、県内にある家具屋を回りました。
フェア出展はなくても、質のよい家具ブランドにたくさん出会い、自分の好みを掘り下げることができました。
インテリアフェアに出展しているブランドの中にも、気に入った家具はありましたが、家具屋と交渉した結果、インテリアフェアよりもよい値引率を引き出すことができました。
ハウスメーカーを決定する際もそうですが、相見積もりは家具においても大事です。
順番としては、
①まずは家具屋を回り、自分好みの家具に目星をつけておく
②かまをかけてもいいので、ハウスメーカーの値引率を伝え、家具屋から値引きを引き出す
③インテリアフェアに目当ての家具がある場合は、家具屋の値引率を伝えたうえで、フェアでの値引きを最大限まで引き出す
④フェアで引き出した値引きをもって、家具屋とさらに相見積もりをおこない、より値引きのよい方で購入する
という形が理想的です。
また、目当ての家具が家具屋にしか無い場合もありますので、その場合は家具屋同士の相見積もりになります。
我が家は予備知識なくインテリアフェアに臨んでしまったため、雰囲気に飲まれるだけで終わってしまいましたが、これからインテリアフェアに臨む方は、どうか誘惑に負けることなく、まずは下調べを入念にしてから、参加されることをお勧めします。