キッチンの改善検討について。
我が家のキッチンは、食事後、すぐ食洗機にて食器を洗い、きれいに片づける習慣がついています。
そして、キッチンにいる人が孤立せずに、ダイニングやリビングにいる人とも会話ができるように、なるべく同じ空間にいるようにしたい、と思っています。
そして収納もある程度ほしい、できればパントリーも、と。
しかし、狭い敷地条件を考えると、2550mmのペニンシュラ型のオープンのキッチンに、その後ろは全て収納にする、といったところが現実的なところかな、と思っていました。
そこに、コの字型のキッチンの提案がありました。
まな板で野菜を切ったりするスペースが狭い。
食洗機を配置する場所があるのか?
コの字型だと、コーナーの収納効率が悪い。
食材や食器を置く収納が少ない。
プランCの全体の構成、リビングダイニングの配置、空間のつくり方はとても気に入ったのですが、キッチンが随分といじめられている、と思いました。
そして数パターンのキッチンのプランを作成していただきました。
まずはL型。
いいかな、とも思いましたが、コンロのところに行く動線がよくなくて、狭い。
キッチンに二人入りにくくもある。
コーナーは一つに減りましたが、食洗器も入れる場所を考えると、諸手を挙げて賛成する感じではないですね。
次はI型。
対面ではないので却下。
で、最後の提案の二の字型。
これならば、キッチンにおいて、不満はありません。
嫁さんも、家全体のこの基本プランが気に入っているので、このキッチンであればいい、と言ったので、これで進めることにしました。
ただし、このときの提案は、洗面がトイレの中に入っていました。
うちには現在4歳の息子がいるので、1階洗面の使用頻度は高いと思うので、トイレの中に入れることには抵抗がありました。
でも洗面をトイレから出すと、パントリーが無くなってしまう。
このプランでもう一つ気になる点は、トイレの出入り口が引き戸でリビング側に向いていることです。
トイレの出入り口がリビングに向ていると、家族だけでは特に問題はないかもしれませんが、やはりお客さんが来られたとき、どうかと思いますね。
更に防音性が低い引き戸という点もマイナスです。
ここで夫婦で話し合った結果、独立洗面を優先し、パントリーを失くしました。
で、家が竣工して住み始めてから、嫁さんは何度か、
「やはりパントリーが必要だった。キッチンに関することで夫が判断するべきではなかった。」
と恨み言を言ってきます。
たしかに、食料品や調理器具をキッチンカウンターの上に置かざるを得ないことがあるので、それは残念です。
プランに関して、もう一つ、不満がありました。
2階から階段で降りてくると、正面にキッチンカウンターがあります。
万が一、階段で転倒した場合は、キッチンカウンターのエッジのところがあぶないのでは、と思い、その改善も求めました。
その次の打ち合わせで提案された改善プランは、キッチンカウンターを単に短くして、階段下のスペースを少し広げたことでした。
たしかに危険性はより回避されるとは思いましたが、そもそもキッチンは収納も少ないため、カウンターを更に短くすることは、とてもうけいれられませんでした。
そこらへんについて迷いもありましたが、既に土地を買い1年間のつなぎ融資を受けており、つなぎ融資の期間が一年を超えると、再度契約手数料が10万円以上必要となり、更にその期間延長分の金利と、そのとき住んでいた賃貸住宅の家賃がかかるため、そして要望する仕様、設備類も多々あったため、基本プランを確定することにしました。
家づくりあるあるなのでしょうが、お金が限られ、時間も限られてきて、妥協をしてしまうと、そこで後悔が生まれてしまうのでしょうね。
ここでもう少し検討をしていれば、もっといいプランもひょっとしたらできたかもしれません。
まぁわかりませんが。
で、基本プランを確定するにあたり、収納について、修正を依頼しました。
一つ目は、玄関と和室の間にある収納。
奥行きが半間分で和室からのみ出し入れできるように当初はなっていました。
それを、布団を入れる幅の分は和室からの出し入れとしますが、残りについては、玄関側からは、土間の部分は、ベビーカーやゴルフバック、アウトドアグッズを入れる収納、床上の箇所は、コートをかけたり、カバンを収納するクロゼットとするようにしました。
その裏側は、おもちゃや書類、薬等、細々したものを入れる奥行の浅い収納としました。
もう一つが二つの子供部屋の間の箇所。
当面は9畳の広い部屋として、将来間仕切りが必要になったときに、二つにわける、といった案もありました。
ただし、我が家の考え方として、基本は、子供はダイニングの、パソコン・勉強机で勉強をする、子供部屋は寝るだけ、と考えていたことから、最初から二つに分けることとしました。
で、家のプランを検討しているときは、二人目の子供のことも考えていました(うちは現時点では四歳の一人息子のみですが)。
もし、子供が一人っ子だったとしても、将来、ホームスティで海外のお子さんを引き受けることもあるかな、なんてことも思ってます。
なので、二つの部屋にわけて、更にそこの堺を、クロゼットと本棚を互い違いになるように配置しました。
その結果がこちらのプランです。
今の我が家は、このプランのままとなっています。