さて、「家を建て替える」にはどうしたらいいのか。
いくらあったら出来るのか。
それこそ選択肢は多いし、金額だってピンキリ。
まずは情報収集
私の場合は、マイホーム取得に関する雑誌を読む・ブログを読む・マイホームを建てた友人に話を聞く・住宅展示場に行ってみる、でした。
雑誌は漠然としたイメージを掴むのにとても有効でしたし、ブログは実際にどのような課程を辿るのか参考になり、マイホームを建てた友人は…ズバリの金額などはなかなか聞き出せませんでした。
まだ、ハウスメーカーで建てるのか工務店なのか建築事務所なのか決まっていない中、展示場に行ってみようと思ったのは、
「とりあえず展示場に行って、どこで建てるにしてもいいとこパクっちゃおう!」
と言う考えからです。
まだなんの知識もなく、大手も地場も区別がつかない私からすると、ただ外観や内装が好みかどうか、予算内で建てられるかどうか、くらいしか最初はわかりませんでした。
そこから私の猛勉強と夫婦の考えの擦り合わせ、義父への報告と聞き取りを始めたのです。
まあ、夫婦の考えの擦り合わせなんてたいしたことありませんでした。
高校生の時からもう20年近く一緒に居ますし、よく話をする夫婦です。結婚して、子供が生まれるまでは一緒に仕事をしていたので、ほぼ24時間一緒にいました。考えも方向性も同じです。
大変だったのは、もちろん義父!
団塊の世代ってまだまだ元気だし、年齢的にも性格的にも自分の意見が絶対、ですから。
お金を出すのもこれからメインで生活していくのも私達だけど、一緒に住む以上何にも意見を聞かないわけにもいかない。
今考えても、ハウスメーカー選定にしても各仕様決定にしても最終許可が義父だったのは何でだろう?(笑)
解体直前の旧家。
部屋数や広さは問題なかったけど、使い勝手が悪く、断熱材ゼロのお家でした。
この年代のお家だと、耐震ゼロと言うことでリフォームの場合、耐震のための工事だけで1000万を超えるんだとか。
旧家の場合、床下点検口を開けると、そこは普通に土でした。建物がのっている枠だけ基礎コンクリートだったので、床下は土のまま。だから湿気がダイレクトに床下から上がってきていて、部屋や押入れや畳がカビ臭かったり床が腐ったりしていました。
柱や基礎などそのまま使うリフォームで、果たしてその先何年安心安全に暮らせるのか?
今回リフォームを選択したとして2000万~3000万円掛けて、例えば10年20年先にまた改修・建て替えしなくてはいけなくなった場合、二人の子供を育てながら費用を捻出出来るのか?
50才、60才になって住宅ローンを組めるのか?
そんな考えから、
- 最低でもこの先40年住める家
- 維持・管理になるべくお金が掛からない家
- 保証・アフターメンテナンスがしっかりしていること
- 駆体・構造に重点をおくこと
と、考えがまとまり、「新築」を選択しました。
2番目、3番目の条件で大手ハウスメーカーに絞られました。