こんにちは。ご機嫌おやじです。
第二回は家を購入するにあたって、夫婦で詰めていった条件の話をしたいと思います。
我が家の場合、一戸建てを購入しようと決めたのが2012年なのですが、購入する2015年まで3年間かかりました。
その間に右往左往して進んでいきました。
一口に一戸建てといっても、いろいろな種類があるんです。
まず、建物の種類としては以下3つで悩みました。
1.新築vs中古
2.建売vs注文住宅
3.二世帯住宅
日本人らしく新築信仰を持っており、やはり出来るなら新築に住みたいと思っていました。
しかし、建売の情報はなかなか無いんです。たまに大量に入ってくるのですが、同じ場所に全10棟とか建って、その10棟分の情報が別々に来るのでたくさんあるように見えるのですが、実際には同じ場所でがっかりすることも多々ありました。
これだといつまで経っても購入できないと思い、中古物件にも広げてみました。
築20年以上経っている物件はかなり安いのですが、耐震基準が異なっているため不安が大きいです。
そして木造だとしばらく住んでから建替えないといけなくなる可能性もあります。建替える場合、結果購入額からさらに2千万円くらいプラスになると考えておいた方が良いため、中古がお得なのか分からなくなります。
それでも、へーベルハウスのような昔からしっかり作っている木造ではない住宅であれば十分長期間住めるのではないかと思い、築年数が少ない中古や木造ではない中古も対象範囲に含めました。
しかし、建売も中古も物件数がなかなか増えません。SUUMOやホームズなどいろいろな検索で探しましたが出てくるのは同じ場所ばかりです。やはり駅から徒歩10分、15分の一戸建てを探すのは限界があるようです。
バスを入れると物件数は増えるものの、選択肢にバスは含めませんでした。マイカーを持たないことを前提とした場合、やはり電車の駅に近いことが前提となるかと思います。
そんな中、土地を含めると検索条件に結構引っかかってくることが分かりました。オリンピックに向けて地価の上昇が東京の市部でも若干ありますが、これを最後のチャンスと思ってこれまで駐車場や駐輪場にしていた場所を売ったようです。
そして、中古物件を複数見ていると間取りや設備で良さそうな物件はほとんど注文住宅であることに気が付きました。どうしても注文住宅と聞くと「お高いんでしょう?」と思ってしまいます。家が大好きでどうしてもこの間取りでないと嫌だという人が建てるものか、土地を譲り受けて建物だけのお金で済むので良い家を建てようとしている人ではないかと。
ただし、最近はOPEN HOUSEなど1千万円で家が建つと謳っています。さすがに1千万円では無理かもしれませんが、ローコスト住宅という言葉を多く聞くようになっているので、1千5百万円くらいで建つのではないでしょうか。
そうすると土地代に1千5百万円足した値段で考えてみると注文住宅も予算内に収まりそうな感じになりました。
あまりこだわりを持たなければ注文住宅で建てるのも有りな気がします。
(この見積もりの甘さとこだわりを少しも持たないなどという無理さが後のコストオーバーを招きました・・・。)
そして、検討過程で二世帯住宅の話題も上がりました。
特に中古物件で土地や建物が広い割に安いものは二世帯住宅でした。やはりニーズが限られているためでしょう。
夫側の両親との二世帯は揉め事が多そうですが、嫁側の両親との二世帯は比較的うまくいきそうな気がします。サザエさん家庭みたいな円満な感じをイメージしました。
当然新築で二世帯住宅を建てる予算は無かったので中古で探しました。
しかし、あるにはありましたがあまり気にいる物件ではなかったため、話は流れてしまいました。
もし可能性があるなら、二世帯住宅も検討に入れた方が良いと思います。
次に場所的な面で悩んだのは以下の5つです。
1.土地の広さ
2.建物の広さ
3.日当たり
4.傾斜地
5.川近くの家
土地の広さはせっかくの一戸建て、ガーデニング等も楽しみたいと思っていましたので、ある程度ほしいところです。しかし、土地の坪単価をみて初めて現実の厳しさが分かりました。
建売だとあまり土地の価格を気にしないのですが、土地だけの価格を見るとよく分かります。そして、都心から離れていくごとに広さも大きく変わります。同じ価格でも主要駅ごとに10坪ずつ増えていく感じでした。
会社に近くて便利な駅の土地だと30坪しか購入できません。こうなると3階建ての狭小住宅となりそうです。
主要駅を一つ次の駅にすると40坪。少しマシになりました。でも、駐車場、駐輪場も設けつつ、ガーデニング等を楽しむためには50坪は欲しいところです。もう一つ次の主要駅なら50坪購入できそうです。しかし、少し自然が豊かになってきました。便利さが減っています。
建物の広さも100平米以上欲しいのですが、建売住宅のほとんどは80~98平米と100平米を超える住宅がありません。建売の場合売れる広さは100平米以下が主流なのでしょうか。それでも4LDK等取れるので十分といえば十分かもしれません。
中古の注文住宅の場合100平米を超えるものがありました。やはり、注文住宅で建てると建売よりも広めの家にする人が多いみたいです。
100平米なくても、広い小屋裏(ロフト)が付いていれば十分な広さかもしれません。
そして、我が家は日当たりを重要視しました。
これまでの賃貸マンションでは日当たりが悪く冬は非常に寒い思いをしました。そのため物件を確認する際は日当たりを最重要視します。南側が道であることがほぼ条件に入るくらいです。
やはり50坪以下の土地ですと南側に家があるとどうしても日陰となってしまいます。家を建てる位置等工夫すれば何とかなることもありますが、気になってしまいます。
傾斜地もたくさん見ました。
地震の影響で盛土していた土地が崩れて土地の境界が分からなくなった、家が崩れたなど、ちょうど良いタイミングでテレビ番組の特集が組まれていたので見入ってしまいました。
それでも、切土や丘の上なら良いだろうと見に行ったのですが、ちょうど子供がベビーカーに乗っていたこともあり、徒歩でいくと大変さを十分実感できました。
もともと実家が傾斜地に建っていたので、自転車で毎日上り下り大変でしたが慣れていると思っていました。しかし、就職してから賃貸の平地に住んでいたためかなり厳しく感じるようになってしまいました。
当然可能であるなら駅まで平坦がよいですよね。
そして最後が、私の個人的な特徴である川の近くです。
趣味がランニングであるため、走りやすいコースを作っておきたいんです。これまでも走るときは川の土手沿いを走っていました。信号が無いため止まらなくて便利です。しかし、土手に出るまでに結構距離があり、そこまでが不満でした。出来ることなら、ランニングに向いている土手沿いに家を建てたいと考えています。
当然土手沿いなら日当たりも良いはずです。
問題は水害でしょうか。こちらも昨今のニュースで川の氾濫があったり、異常気象で大雨が降ったり、危険な要素が盛りだくさんです。
できれば、川の近くの少し上っている場所が良いと思います。
最後は購入時期でした。
子供が産まれて家を購入するタイムリミットを小学校の入学と置いていました。
仕事の関係ならともかく、さすがに家を購入したから転校するのは可哀そうな気がしたからです。
そう思っていたらもっと重大な問題がありました。保育園の待機児童です。
我が家は共働きのため、保育園が必須で、決まらないと会社を辞めないといけません。
そして、認可保育園の場合は住んでいる市が変わってしまうと駄目なので、保育園が決まったら簡単に引っ越しできません。
購入時期はどんどん手前に追い詰められてきます。
やはり家を購入するきっかけは子供に関係することが多いようです。
三年間で数々の検討を行い、いよいよ決めることになります。
続きは次回です。