今回は、設計士との打ち合わせの段取りです。
一条工務店と正式契約を完了すると、営業担当と建築士をまじえての打ち合わせが始まります。契約前には、僕たちのイメージを聞いた営業さんが図面を引いて夢を具体的に見せてくれます。営業さんの中には、設計士の資格を持った人も結構いるそうです。営業さんによれば、我が家を担当してくれる設計士さんがこの地区で一番脂ののった腕利きとのこと。会う前から楽しみです。
実際に打ち合わせを始める際には、改めて「なぜに60歳で家を立て直すか」を設計士に聞いてもらいました。夢を形にする上で、この想いを伝えることが最も大事だと思ったからです。
設計に関する打ち合わせの期間は、途中の休憩1ヶ月を除いて約3ヶ月でした。僕らの場合は、すべての打ち合わせを営業さんが所属する一条のモデルハウスの一室で行いました。疑問点があれば、具体的なものを見ることができるし、床や壁の木材サンプルが揃っているので便利です。
すでに定年退職後の打ち合わせとなったので、週末しか打ち合わせできないと言うことがありません。基本的には木曜日の午前10時から約2時間。時に3時間近くの長丁場となることもありました。
パターンとしては、初回のサンプル図面にこちらからの質問をしたり、要望を聞いてもらったり。次の回には、それを反映させた新しい図面が出来てくると言うものです。1階と2階のそれぞれの平面図、家全体の立体図(ただし紙の上に描かれたもの。ちなみに模型はなかったです。)
平面図を見ながら家の姿を脳裏に描くと言うのは、なかなか困難で才能が必要だと思います。僕は、これが不得意でイメージがわかなかったのですが、「地図の読めない女」であるにもかかわらず、愛妻はしっかりとイメージをつかんでいたようです。自宅に帰ってからも、図面と長時間のにらめっこをしていました。もともと、妻の方がそっちのセンスは高く、趣味も良いことからほとんどを妻に任せて、設計を進めて行きました。
打ち合わせの頻度は、基本は2週間に1回ですが、最後の駆け込みでは4週連続の毎週の打ち合わせとなりました。
毎週の打ち合わせは、 結構 気力も体力も使いました。
営業さんに教えてもらったところでは、図面番号で打ち合わせの大体の経緯がわかるそうです。
我が家の打ち合わせは、最終版が 4–10A。
最初の4はメジャーな変更
あとの10はマイナーな変更
メジャーの意味ですが:
1: 最初はi-Smartでスタート
2: i-Smartでの体験宿泊をした結果 物足りなくてセゾンに変更
3: セゾンではサラポカが特例であっても認められないとのことで、シックな仕上がりの可能性を求めて i-Qubeに変更
4: i-Qubeだと結局オプション類が高くつくとの説得を受けてi-Smartに戻ったという意味があります
10の意味は、各種の意見交換・各種の要望の結果として10回目で最終案に着地できたと言うことです。すなわち10枚の図面を引いてもらったと言うことです。
ちなみに早い人は図面のマイナーチェンジが4から5で終わる人もいるとのこと。
頑張る人は、20を超える人もいらっしゃるとのこと。ここまで来るには気力・体力・時間が必要でしょう。
我が家のケースでは10でも相当“煮詰まってきた感”がありましたので 20を超えると言うのは相当の努力だと想像します。
きっとそれだけの素晴らしい家が出来たのだと思います
人事を尽くして紙の上で形を具体化してきた夫婦の夢が、これから具体的なものの形を実現していく過程(実際の建築)が6ヶ月です。
これはこれで、ちょくちょく現場に顔を出して楽しんでいきたいと思います。
設計の最終日には、設計関係の完了確認の判子をたくさん押して、いよいよ実際の建築に向けての作業の準備に入ります。
10月末に(仮住まいに)引越し
11月中旬までに前の今の家の解体
12月初旬から基礎の工事開始
年が明けて17年1月に上棟
なんだかんだを経て5月の連休前後に完成=引渡しとなります
そしてサラポカの快適な家が完成します。