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次の源泉徴収票が出るまで何もしないわけにはいかないので
そこでは、最初に問題が出されます。
一条工務店で、家の知識が一気に高まっていた僕は、
無知な人が間違えるであろう最初に出される問題も難なくクリア。(初代ポケモンで言うとヒトカゲ選んでイワーク倒すレベル)
担当の人もびっくら仰天!(とんでもない新人が入校してきたぞ)
周りの人見ても無知だなぁと思いました。
だが、自分は詳しい。
みんな一条工務店に行けばいいのに。
ていうか、一条で建てたらいいのに。
教えてやろうかイッヒッヒッヒ!と、天狗になっていました。
座学ではお弁当が出ます。無料です。
当時、乳飲み子を抱えていたので妻はたくさん食べます。
つまり、ご飯が足りない!!
白米を持参して、弁当に+1して食べていました。
隣の人は二度見からのドン引きしていました。
サッシは全部樹脂じゃ無いと話にならない!(今もそう思います)
トリプルガラスじゃないの?候補にはならないですね…(今はそう思いません)
ガチでトリプルガラス樹脂サッシじゃないとダメ扱いしてまともに見ていませんでした。
どこも床暖房をつけているところはありませんでした。
一条工務店にはあった、リビングに階段がついている家もありませんでした。
リビングに階段がついていない=性能が低い。そう思っていた時期もありました。(でも、一つの目安にはなるかと)
どこも一条に遠く親ばない。幸せな生活は送れない。
そんな感じで家を見ていました。
完全に一条マジックだったと思います。
今思うと、もっと見ておけば良かったなと思います。
授業の中でTOTO、YKK、DAIKENが合同でやっているショールームに行く事に。
俗に言う
TDY
YKKでは、よくある暑い空間にサッシを挟んで温度を体感できるものだけではなく
寒い空間を挟んだ窓も体感できるようになっていました。
しかし、一条マジックにかかっていた僕は、一条オリジナルのトリプルガラス樹脂サッシが最強と思い込み、人も多かったので触らずにスルーしてしまいました。
どれだけ知識天狗になっていたのでしょうか。
そこで見たのがザ・クラッソでした。
クリスタルカウンターという、透き通った天板が綺麗過ぎて目を奪われました。
妻に、こんなキッチンが買えるのは金持ちだけだ。(妻は買えると思ってないので、欲しいと思わなかったそうです。つまり、僕自身が諦めるために言ったようなものです)
俺たちには一条オリジナルのキッチンがあるからいいじゃないか。
来世で一条の家に大金払ってこのキッチンを付けよう。
そう話しました。
しかし、どうにかして取り付ける事ができないか考えていた僕でした。
一条工務店の担当の方は、JAを推していましたが、地銀がメインバンクな事を伝えるとそのまま勧められて審査をお願いしました。
結果、希望額よりかなり減額。
ここで我に帰りました。
なん・・・だと・・・。
一条工務店は自分達には身の丈に合ってないのではないか。
そのままJAに出すという手段もあったのですが、あまりの低さにガクガクしてそんな気分にはなれなかったのです。
一旦、考えます。と担当の方に話をし
しばらく妻と話をしました。
一条工務店以外に、自分達が快適に過ごせる家なんてないんじゃないだろうか。
工務店巡りをしていた時、もっとちゃんと見ていれば…
天狗になっていた自分達を後悔しました。
それから義姉に相談し、色々話を聞いた。
義姉の家の機密性能は一条工務店と同等。
しかも、その工務店でも悪い方らしい。
なんと工務店だと機密性、断熱性が高いのは得意で、一条工務店より数値が上だという。
そしてドアが閉まりにくくなるから、あえて悪くする事もあるようで。
あんなに色んなところを見て回ったのに、一条マジックで天狗になっていたせいで、大事なところを聞いていなかったのです。
まぁ、そんなこんなで、一条の営業さんには別れを告げました。
でも、見落としてきたものはあるけれど、色々知識がついたので、一条工務店には非常に感謝しております。
家作りの原点ですね。