住友林業と谷川建設の、二択に絞れたハウスメーカー選び(余談ですが、私の県では、この二つで悩まれる方がかなり多いそうです)。
この時点で、土地の融資実効期限まで、二週間に迫っていました。
いよいよ本格的に二社に間取りプランを作っててもらい、同時に仕様についても少しだけ煮詰め、だいたいの価格が明らかになりました。
私たちは、最終的に住友林業を選んでいるので、住友林業の気に入った点とイマイチな点を軸に、双方を比較してみます。
《住友林業で気に入った点》
・内装の仕様に、そこはかとない高級感がある
(住友林業、渋谷青山住宅展示場)
住友林業の内装は、どの展示場も、どことなく品がありました。
その理由は、床と建具、その他備品の色合いが、絶妙にそろうトータルコーディネートにあったと思います。
住友林業は、住友林業クレストという会社と提携しており、建具や床だけでなく、収納や作り付け本棚、窓台や洗面台の面材に至るまで、全て絶妙な風合いの同一の木材を使った仕様にできます。
ほとんどの展示場はこの仕様のため、非常にまとまりのある高級感溢れる空間に感じました。
また、建具はハイウォール建具(天井高と同一の高さのある建具)を標準仕様で採用しており、洗練された雰囲気作りに一役買っていました
谷川建設の内装は、やはり木の魅力を活かしたものではあったのですが、洗練されたというよりも、どこか落ち着く雰囲気と、木質感のもたらすリラクゼーションを意識した空間でした。
初めて谷川建設のモデルハウスを訪れた際の、マイナスイオン溢れるひのきの香りは忘れられません。
どちらも甲乙付けがたい魅力的な空間だったので、あとは好みの問題かと思います。
・床材の種類が豊富
住友林業は、挽板から無垢まで、かなり豊富な木種の床材が揃っていました。
支店に直接行かれた方はご存知かと思いますが、多くの種類の床材を、違いを分かりやすくするため、一面貼ったお部屋があります。
谷川建設は、私たちが検討していた当時、無垢材は、カバザクラ、ひのき、メープル、ウォルナット、チークの五種の取り扱いでした(現在は、もしかしたらもっと増えているかもしれません)。
もちろん、他のハウスメーカーでも、望めば色々な種類の木材が使用できると思いますが、一目で違いが分かるよう、数多くの木を貼ったフロアに感動しました。
《住友林業のイマイチな点》
・価格が高すぎる!!!
これに尽きます。
ほぼこれが全てです。
詳しい見積もりは伏せますが、谷川建設とは、プラン提案時点で、見積もりに200万以上の差がありました。
住友林業の方が、若干小さい家でのプランだったにも関わらずです。
二つのハウスメーカーで悩みすぎて、途方に暮れました。