なんとなくスタートして、「ちょっと待て、冷静になろう」と感じ始めて…

まずはビルダーさん決めるところから、とウチは判断しました。

結局そうしないと先に進まなかったのです。

ちょうど、夏休みで国外逃亡を図る予定があったため、

10年ぶりのシドニーで頭と心をリセット!

色使い、空の青さ、自然との調和、スタイリッシュさとシンプルさなどなど、

これがウチのいえづくりと、移住の原点です。

本当にこのタイミングで偶然訪れられたこと、今でも良かったと心の底から思います。

 

|||住宅会社(ビルダー)さんの条件

「軽井沢での建築経験がしっかりあること」は絶対条件でしたが、

結局のところ、決定要素で最も大事な部分は「人」でした。

担当者の知識や経験だけではない、相性も本当に大事。

客の意見をただ聞いているだけでも困ります。信念は必要。

仕事に対してプライドを持って取り組んでいる方は、やはり違います。

更に、ウチの場合は建築する建物ブランドがほぼ決まっていたので(FREEQ HOMEまたはBino)

自動的にこれを扱っているビルダーさんに限定。

そして、「住まい工房のMさんでいいよね」と暗黙の了解がいつのまにか形成されていました。

実際この後、様々な図面を作成してもらったり、土地探しを手伝ってもらったり…

打ち合わせしながら事務所でお鍋を突っついたりなど、とても良くしていただきました。

全て、契約前の2016年秋の話です。

 

|||他社さんはどうだったか??

もちろん、比較はしました。

条件から最初に外していたのは、軽井沢での実績があまりない大手住宅メーカー。

確かに安心感や、基礎構造物のつくりなどはさすがなだなあと思わせるところもあります。

実際、20年以上前に建てた東京の家も積水ハウスさんにやってもらいましたが、

しっかりとした仕事をしてもらった印象はあります。

同じくらいの築年数の家と比べると、劣化に差を感じるのも事実です。

ただ、なにしろ高い!

それと、関わってもらう方たちとの距離が遠い。

軽井沢の特殊環境をどのくらい理解してもらえるか不安。

というわけで、除外です。

次に、長野県での建築実績が多い大手または準大手。

聞くところによるとセキスイハイムさんが信州では実績No.1だとか。

…ごめんなさい。検討もしませんでした。

特に理由はなしです。やっぱり今回は大手に抵抗あったからですかねえ。

桧家住宅さん。

発砲ウレタンが売りのところです。極寒軽井沢では検討の余地十分にありかな、と。

住宅展示場に出向いて唯一お話しを聞いてきたところです。

ところが、

モデルハウスに入って少し話をしてから言われた言葉は

「もう建築会社が決まっているんですよね」

その時ビルダーさんや方針が決まっていたわけではなく、イメージを伝えただけだったのですが、

態度も変わり始めて、「ひやかしおことわり」って感じに。

もっとアプローチしてくれれば可能性あったんですけど、

あの態度で、もういいやってなっちゃいました。

最後まで悩んだのは、信州では大きいビルダーのホクシンハウスさん。

佐久平にあるモデルハウスが、無垢材を使った凄く素敵なつくり!

木の香りがして、熱効率もとても考えられた住宅でした。

ホクシンさんの物件は、その後も何棟か見せていただきました。

土地の情報も提供いただきました。対応はとても良かったと思います。

最終的な判断は、ホクシンハウスさんを外したというより、

BinoのCAMPを選んだからでした。(結局違う家を建てることになるのですが…)

CAMPの最初の印象が我が家には強烈すぎて、それを上回る家が出てこなかった、ということです。

 

|||余談ですが…

こんな形でビルダーさんが決まったものの、

実は契約はものすごーく後になって結ぶことになります。

(2017年3月だったような…)

今考えると、あり得ないくらいメチャクチャな話です(笑)

だって、その間も契約前にも関わらず、

図面作成やら何やらたくさんのことを嫌な顔せずやってくださったのですから。

その中のひとつが土地探し。

移住の壁は色々ありますが、今思い返すと、これがまず第1の壁だったような気がします。