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住宅展示場で確かめる

シニアの家づくり「その3」をお楽しみください。

その1では、何故に定年退職後に家の建て替え(新築)を決めたか、

その2では、「理想の家」を決めるために読んだ書籍をご紹介しました。

 

今回は、理想の家をイメージできた後にその姿を自分の目で確認するために最も参考となる住宅展示場についてご紹介します。

 

住宅展示場

  1. 住宅展示場には:
  • 一つのハウスメーカーだけの展示場(例えば「積水ハウス」)
  • 複数のハウスメーカーが集合した展示場(例えば「神宮東中日ハウジングセンター」)
  • もしくは中小のハウスメーカーが引渡し前のお家を特別に許可を得て公開するなどの例があります

 

すでに「理想の家」が固まっていれば、(1)のタイプの展示場に向かえば最も効率的です。でも、複数のデザインと機能の家を見てみると思わぬ出会いがあるかもしれません。

中小のハウスメーカーでも、キラリと光る何かを持っているかもしれません。そんな出会いを求めて、休みの日に新興住宅地巡りをしてみるのも、良いアイデアです。

 

 

  • 住宅展示場の規模:

住宅展示場は、地域によりその規模は様々です。最大級の一つに「tvkハウジングプラザ横浜」と言う場所がありますが、35メーカーで57棟もあるそうです。本気で説明を受けに行くとすれば、相手となるセールスマンも本腰を入れて来ますので、1棟2時間で114時間もかかります。これでは、いくら時間があっても、永遠に自分たちにとっての最高の家は見つかりません。見つかったとしても、予算の範囲内で買えるとは限りません。

従い、住宅展示場を訪問する際には、ある程度メーカーの特徴を研究して、数社に絞って訪問し「目で見て、手で触って、足で歩いて、空気を感じて」確認することがベストです。

 

 

  • 我が家の場合:

我が家の場合は、5メーカー5棟だけの小さな展示場を見に行きました。事前にじっくり検討した訳ではなく、なんとなく知っていた場所に行ったと言うパターンです。今思えば、もし40も50棟もある大規模展示場に行っていたら、目移りしまくりで絞り込みもできず時間もかかり違うメーカーを選んでいたかもしれません。

5棟のうち最初に見たのがSハウスと言う個性的な「知る人ぞ知る」と言うメーカーでした。12月の寒い日だったので、手作りの家の温かみや、床の木の温もりには大いに心動かされました。でも、まさか初めに見た1件目で決めてしまうのは、幾ら何でも早すぎます。熱心な説明で、いつの間にか2時間を超えてしまっており、もう他の家を見る気力も時間も残されていませんでした。

翌週の週末に再びその住宅展示場を訪問して、Sハウスの隣にあった一条工務店に入りました。思えば、これが運命の出会いでした。(2件目ですから、やはり早すぎるほどのタイミングですが)

一条工務店のiSmartは、当時は(今もかもしれませんが)業界トップの高断熱・高気密を売り物にしており、その2でご紹介した書籍を読んでの理想像に最も近い家でした。一方で、外装・内装・全体や細部は、子育て世代向けの明るいデザインであり、シニア向けの落ち着いた雰囲気ではなく、最終決定までは少なからぬ葛藤がありました。

その後の別の週に、同展示場の他のメーカーの家も見せていただきましたが、魅力を感じるに至らず一条工務店で決定の後押しとなっただけに終わりました。

蛇足ながら、家を建てる際の担当の営業マンは、原則としてそのモデルハウスを案内してくれた人となるってご存知ですか。理想の家を実現できるかどうかにも、その出会いで誰が担当営業マンとなるかにかかってくる(センス・経験・知識・社内交渉力など)と言っても良いでしょう。

僕ら夫婦が一条工務店のモデルハウスに入った時に、案内してくれたのがなんとも頼りない商品知識の無い営業マン(A氏)でした。「これだったら、別の展示場に行って、知らん顔して別の営業マンにしてもらおう」と思ったほどでした。ところが、15分ぐらい説明してくれたら、別の営業マン(B氏)に交代して丁寧に説明してくれて、このB氏が家の完成までの担当営業マンになってくれました。後で、聞いたところ、ちょうどその日はベテランの営業マンが出払っており、入社2週間の新人さん(A氏)しか残っておらず、近所に行っていたベテランさん(B氏)を電話で呼んで交代して、ことなきを得た(?)とのことでした。

 

本日は、以上です。

次回は、一条工務店のiSmartについてご紹介させていただきます。

 

 

 

tosshii555

2016年に定年退職したゆとり世代の男性です。家族は妻ひとり(当たり前か!)と娘二人に老犬(ミニダックス15歳)とおしゃべりセキセイ(5歳)です。娘は独立して住んでいるため、妻との第2の新婚生活を謳歌しています。 38年間商社に勤務して、ずっと中南米を担当して来ました。中南米3カ国に駐在した13年間では、彼の国ならではの泣き笑いの人生がありました。 定年退職を機に一念発起して、家を新築しました。 中南米視点ならではの、日本の住宅の良いところやアレっと思う点などもご参考にお話しさせていただければと思います。

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