今回は、マイホームの建築を依頼した工務店のことを書きたいと思います。
ハウスメーカーをいくつも巡って、最終的に地元工務店に決めた経緯については、アメブロの「あやのマイホーム新築ブログ」をご覧ください。

私たちが依頼したのは、地元工務店。
地元工務店には、ハウスメーカーのような営業マンはいません。
工務店はたいてい、どこでもそうですよね。
この地元工務店の特徴としては、社長が建築設計士で、営業も設計も行うということでしょうか。
専属のインテリアコーディネーターもいます。
なので、どちらかというと、デザインに力が入っています。
建てる技術や使う木材が自慢というよりは、設計事務所が自社で施工もやりますよ、という方がイメージとしては近いかもしれません。

社長は言いました。
「気密性、断熱性、きちんとした施工、それらは当たり前のことです。当たり前のことなので、わざわざホームページでうたったり、ことさら強調したりしていません。そんなことは基本で、その上でどんな生活を送りたいか、どんな設計にするか、お客さんごとの要望をかたちにするのが、私たちの仕事です」
そんな社長が、私たちの家を設計してくれたのでした。
そして、その言葉は真実でした。

契約にいたるまでには何度となくやりとりし、20年近くも前に建てられたお宅にも連れて行ってもらいました。
そこでは、素敵なデザインはもちろん、新品同様と言えるくらいに状態良好な建具や、何ら不具合のない天窓、屋根裏でも暑くない快適な空間、そして遮音性を確認することができました。
これが、私の中で決定打となり、夫をなかば強引に説得し、契約へといたったわけです。

工事が始まってからも、社長には何かと相談したり、ときには現場へ来てもらったりもしました。
本来は工事が始まったらすべて現場監督を通して話すべきだったのかもしれませんが、社長と直接話せたからすぐに分かってもらえた案件もあります。
契約時には想定していなかったことが、いろいろとあったものですから。
そのあたりはまた後日書きたいと思います。
現場監督は良いかたでしたし、はじめのころはたくさん写真を送ってくれたんですが、いかんせん多忙のようで、中盤以降はお会いする機会がめっきり少なくなりました。
そういったこともあったので、社長がすみやかに対応してくれたことは、とてもありがたかったです。
工務店とひとくちに言っても、会社によって規模もちがうし、得意としていることもちがいます。
この地元工務店と同じレベルの施工技術をもち、もっとお値打ちに建てられる工務店、またはハウスメーカーも、きっと存在すると思います。
ですが、私たちの家はどこにもないオリジナル。
1年、2年・・・と時間が経つごとに、家への愛情も深まることでしょう。
新居が完成した今、ここに依頼し、建ててもらえて本当に良かったと思っています。

たくさんのブログを読ませてもらっていると、そんなふうに思えることはとても幸せなことなんだなと、考えさせられます。
現在、各地で住宅建築ラッシュだと思います。
ひとりでも多くのかたが、新居で幸せにひたれるよう、誠実にていねいに施工されることを願ってやみません。