木造と一概に言っても、様々な工法があります。
私も最初は工法の違いなどチンプンカンプンでしたが、展示場を回って勉強していくうちにそれぞれの工法と特徴が分かるようになり、自分の希望に合った工法を絞ることが出来ました。
別名、在来工法ともいわれ、日本ではもっとも一般的な工法です。
主な取り扱いメーカー
柱という直立した部材、梁という柱と柱の間をつなぐ水平材、桁という上部の構造体を支える横架材、筋交いという柱と柱の間に斜めに入れる補強材など、木材の軸組によって、住宅の骨組みを作る工法のことです。
従来は柱や梁、桁の接合にほぞという溝を掘って接合する方法を採っていましたが、近年では施工のバラつきをなくすため(腕のいい職人が減少したため)接合部を工場でプレカットし、現場で金物を用いて接合するようになっています。これにより職人の勘やノウハウに頼っていた部分を工業化しています。
また、枠組み壁工法の耐力壁という考え取り入れ、モノコックに近い構造に進化しています。下図の軸組に面材を張り付けているのがそれです。
メリット
デメリット
参考となるHPを載せます。
https://www.towntv.co.jp/2009/11/post-49.php
私は家は現場で作る一点ものなので、なるべく品質が安定している工法を選びたかったので、木造軸組みは候補から外しました。
輸入工法で、アメリカで開発された工法。私的に高気密・高断熱を名乗れるのはこの工法だけだと思います。
主な取り扱いメーカー
木造の枠組材に構造用合板などの面材を緊結して壁と床を作り、適切な壁の配置を行ったうえで壁と床を一体化し、剛性の高い壁構造(モノコック)を形成する工法のことです。
メリット
デメリット
参考となるHPを貼っておきます。
http://www.ハウスメーカー選び方.com/beforebuilding/two_by_four.shtml
快適性で言ったらこの工法が一番だと思いましたが、耐久性を優先したいとの思いで候補から外しました。
木造の中で少し特殊な工法。工場でパネル化した部材を搬入し、現地で組み立てるという工業化した工法です。私の理解では枠組み壁工法のプレファブ版です。
主な取り扱いメーカー
建物の構造体となる床・壁・天井を規格化したパネルとして工場で生産し、現場に搬入して接着剤や釘などで接合していきます。
メリット
デメリット
間取りの制限はあるものの、耐震性に非常に優れ、工場生産のパネルを現場で組み立てるプレファブ工法で品質のバラつきが少なく、候補として残しました。
木造の中でかなり特殊な工法。高層ビルなどで使用されるラーメン構造を木造で実現した画期的な工法です。ラーメン構造は接合部の剛接合が不可欠ですが、木造の接合でそれを可能にして実現した工法。
取り扱いメーカー
梁勝ちのラーメン構造で、梁と柱を剛接合し、梁と柱の抵抗力で荷重を負荷しています。接合部は専用の金物で接合。構造材に埋め込まれた金属相互のメタルタッチ接合により、接合部を緊密に結合し、剛接合を実現しています。
メリット
デメリット
まだ実績が少ない工法で、少し不安かなと思い、候補から外しました。