とりあえず建物は出来たものの、その周りは土。
家の出入りをするだけで、玄関が土や泥だらけになってしまいました。
まだ移住前とは言っても、これでは…
ということで、外構業者探しからのスタートです。
|||業者さんの選定
建物引き渡しよりも前、夏くらいから外構に関しては夫婦で色々相談をしていました。
まず、植栽。
軽井沢の自然の中に建てた家ではないので、木々は自分たちで準備する必要があります。
都会の家と違って、どこの家も境界線にブロックを積んだり、壁を作るなどという野暮なことはしていません。
その代わり、植栽は何らかの形で配置が考えられています。
ただ、ここは軽井沢。極寒の地です。
通常の感覚で行くと、植えても育ちません。枯れます。
今でこそ、どの植物が大丈夫かどうか多少はわかりますが、当時はまるで素人。
まず、北軽井沢にある植木を育てている植栽業者さん(ほぼ問屋さん)に伺って相談を始めました。
広大な敷地の中から、好みの木を探して、それを植えてもらう…
まあ、贅沢な話です。もちろん、業者さんがアドバイスをくれます。
価格もビルダーさんが紹介してくれた外構業者さんより安い。
お願いする方向で話を進めていました。
ただ、ちょっと納得出来ていなかったことが…。
私たち夫婦は、ちゃんとデザインされた庭のベースを作ってもらい、
そこから自分たちで庭づくりをしたかったんです。
北軽井沢の業者さんはいわゆる「庭屋さん」なので、
デザインについてはあまり結果を求めることが出来そうにありませんでした。
その頃、やはり納得していなかった妻は、色々調べて「ピンと来た」業者さんを見つけ、
「この業者さんに連絡取ってみたいんだけど」と。
私も引っかかっていたものがあったので、そのピンと来た業者さんに来てもらうことに。
結果、その判断は大成功!
デザインも、そのコンセプトも、私たちが思っていることをうまく形にする設計が出来上がってきました。
この時施工してくれた担当さんは、その後独立されたのですが、
今でも何かあるとすぐに対応をしてもらっています。
本当に運が良かった、と今でも思っています。
|||工事は2回にわけることに
11月の工事だったため、植物を植えることがギリギリの季節になっていました。
寒い地域はこういうところにハンディがあります。
工事は2期に分けて、春以降に植栽を中心とした工事をすることになりました。
第1期工事は、この泥だらけの状況をまず解消すること。庭のベース造りです。
出来るだけ、自然を取り入れた環境を作るため、
車を停める場所は「植生ブロック」を配置。
コンクリートもいいのですが、やっぱり軽井沢らしくありませんしね。
植生ブロックの隙間(穴が開いているところ)は、芝が入ることになります。
この時点では、芝が植えられないので浅間石の砂利を入れておきました。
|||自然素材の庭
第2期工事でもっとはっきりするのですが、循環型の自然素材の庭がコンセプトとなっています。
このように木で壁のようなアクセントをつけてもらい、少しおしゃれな表札を後日配置しました。
こういうことを途中でサラッと提案してもらえると、とても嬉しいものです。