苦労の末、住宅ローンの承認が下りてようやく地鎮祭まで辿り着いた我が家の家づくり。
この準備段階までが我が家の家づくりのほとんどを物語っていると言っても過言ではないくらいです。
そうは言っても家づくりブログでここから先を書かないわけにはいきません。
当時の自分のブログでは地鎮祭前後から家ネタがスタートしているので当然ここからが本番です。
改めて当時を振り返って準備段階を記事にまとめていたらもうお腹いっぱいと言う感じですが…
(だからといって更新が滞っていた訳ではなく単純に仕事が忙しかっただけです)
正直言ってここまで来たら後は放っておいても勝手に家は建ちます。
施主である我々に出来る事と言ったら現場に差し入れをするくらい。
しかし新築ブログを見ていると事件と言うかネタはやはり現場にこそある訳で。
今はネットの情報収集はブログよりもSNSが主流でしょうけれど
皆さんそうやって現場で起こるネガティブな情報を目にしては不安になって、自分も現場に行かずにはいられないようです。
木造鉄骨に関係なく今は工場で図面通りの部材が出来上がってくるとは言え、それを組み立てるのは現場の人間。
そしてメーカー問わず、担当者には多少の当たり外れはあるようです。
積水ハウスの場合契約工務店の基準もかなり厳しいようですが…。
それはともかく、少しでもトラブルを減らすべくやはり皆さん現場に顔を出すようです。
職人さん達も施主の顔を全く知らないより、多少なりとも人となりがわかっている方が気持ちが違ってきて当然でしょう。
中には現場に行ってはトラブルを起こすモンスターな施主もいるかもしれませんが…。
我が家の建築予定地は当時住んでいたアパートから自転車でも行ける場所だったので可能な限り出勤前に顔を出して挨拶をしていました。
まあ面倒なことは考えずに毎日の進捗状況を楽しみに見に行っていただけですけどね。
それでは簡単ですが我が家の基礎工事を紹介していきます。
縄張りから基礎の完成まで、工程によって同じ敷地が狭く見えたり広く見えたり、めまぐるしい期間でした。
水道の引き込み工事の後、現場は大きく掘削され埋まっていた大量のコンクリートガラが運び出されます。
50年前の造成地なので何が埋まっているかわかりません。
栗石、砕石を入れ、それぞれ転圧をかけ基礎の地盤を作ります。
ちなみに地盤改良はナシ。ラッキー!
積水ブロガー達のテンションが異様に上がってしまうメタルフォーム型枠。
オレンジ色の憎いヤツなんて言われていましたが元ネタを知っている人はそれなりの世代?
同時期にブログをやっていた人達は皆神経質に天気や温度を気にしていて、中にはプロ並みの解説をしている人もいました。
あまり気温が高いのも良くないらしいのですがそこはプロがキチンと調整している訳で。
それでも工事開始が伸びて梅雨時に基礎工事をやらなくて済んだのはラッキーだったと言えるでしょう。
幸い台風やゲリラ豪雨にも当たらないで済みました。
型枠が外れました。
積水独特の化粧基礎の模様が見えます。これは最終的に擬石風の塗装が施されます。
積水の基礎は布基礎なのですが結局配筋入の土間コンも敷設するので見た目はかなり頑丈そう。
良くベタ基礎だから頑丈なんて話を聞きますが、それは誤解でそれぞれの工法に最適な基礎を採用しているので強度の心配はないそうです。
防蟻剤も入れて基礎工事は完了です。
つづく