こんばんは、はっちです^^
最初に住宅展示場を訪れた時は、数ある家の中からどのハウスメーカーを選べばいいんだろう?
注文住宅だから、見た感じの家が建つわけでもないだろうし。。。
そんなことを当初思っていました。
そんな自分達がどんな風にハウスメーカーを決めたのか。
選んだ理由や考えたことを紹介したいと思います。
見積もり金額
最初はやはりここに注目してしまいます。
用意できる予算が限られている以上、建てられる家の大きさ、土地、その他もろもろと費用はかかってきます。
家だけの価格ではなく、最終的に支払う金額はいくらになるのか?
また、
月々のローンの支払いはどれぐらいになるのか?
をしっかり押さえて置かなければいけません。
その他にも税金や登記費用、色々なところにお金はかかってきます。
我が家の場合、家単体では2300万円程度でしたが、最終的には4200万円にもなりました。(土地除く)
その4200万円には、給水工事や庭の費用、家具など、家を建てる際には「その他」と分類されてしまうような内容のものも含まれています。
ハウスメーカーは大抵予算額を伝えると、それより上の金額で出してきます。
家だけでは新居に住めませんので、しっかり建築後の相談することをおすすめします。
また、住宅展示場で開催されるFPさんの相談会なども中立の立場でお話してくれますので役に立つと思います。
光熱費、メンテナンス費などのランニングコスト
家は買った時点では大抵の方が住宅ローンを使用すると思うので、それほどお金が手元から無くならないのですが、
月々の住宅ローンの支払いが始まります。
その支払い+光熱費などのランニングコストが月々の支払いにかかってくることと併せて、メンテナンスの費用もある程度積立しておかなければなりません。
新築の時はほとんど気にしないメンテナンス費用ですが、外壁、隙間などの補修で10年単位で大きなメンテナンスが
必要な場合が多いです。
それらの費用がどれだけ抑えられるか。ということも契約前に考えて置かなければなりません。
光熱水費
家が広くなればその分冷房費、暖房費が増えますので、今住んでいる所の電気代などがより増える可能性があります。
逆に高気密高断熱住宅と言われる住宅であれば、今までより良い環境で電気代が抑えられる可能性もあります。
イニシャルコスト(初期コスト)をかけても、ランニングコスト(運用コスト)を下げることで、同じぐらいに、もしくはさらに減額させられるのでは?と考えて、当時ハウスメーカーから公表されている値から色々と計算してみました。
それの目安になるのが、各ハウスメーカーが出している、Q値、UA値、C値というもの。
Q値はその家の断熱性能を表しており、低ければ低いほど家の中から外に出ていく熱を抑えられ、逆に入ってくる冷気を抑えることが出来ます。
UA値は最近の基準で示されて数値でQ値と似たような性能を表しています。
C値は家に存在する外部との隙間を表しており、小さければ小さいほど外との隙間が少なくなります。
Q値(UA値)、C値が小さいということは冷暖房の熱が外に逃げにくく、電気代、灯油代などの費用が抑えられるため省エネの住宅といえます。
その違いはかなり大きく、我が家の例で恐縮ですが当時40㎡程度の鉄筋コンクリートマンションと、新居は約120㎡の木造住宅では、夏場はほぼ24時間冷房、冬場は24時間暖房をしていても、マンション時代の光熱費とほとんど変わらない結果となっています。
マンション時代は必要な時にしか冷暖房を入れていないにも関わらずです。
如何に以前は屋外に熱が逃げていたのかがわかるようです。
メンテナンス費用
メンテナンスのことは新築の時は余り考えないかもしれませんが、後からこうしておけば良かった。と思う項目の一つです。
特に見落としがちなのが、外壁の補修。
外壁は大抵サイディングという物が使われていますが、約10年で塗装などのメンテナンスが必要です。おおよそ100万円とか言われています。
それを怠ると、劣化した外壁の隙間から水分が入り、壁内を腐食させたり、断熱材を腐食させる原因になり、取り返しの付かないことになりかねません。
また、高価なタイルであっても、目地の痩せなど足場を組んでのメンテナンスが必要になってきます。
いきなり「家を再塗装するから100万円ね!」
なんて言われても、毎月住宅ローンを支払い続ける身としては、それだけの出費はかなり厳しいものがあります。
当初から必要なメンテンナンス費用を見ておき、それに向けてお金を積み立てておけば不慮の際にも幅を持って動くことが出来ます。
またメンテナンスの一種で、床下の白アリ対策も必要になってきます。
家が食い荒らされて、ボロボロになってからでは遅いですので定期的に行う必要があります。
期間としては5年に一回で約10万円前後の様子。
対策としてはシロアリが入ってこられないような構造の家にしたり、一条工務店の場合は75年効果が持続するような構成になっているものもあります。
これらのメンテナンス費用については外壁ならサイディングであったり、タイルであったり。
床下なら、防蟻処理に使用している薬剤の耐用年数だったりで各社変わってきます。
メンテナンスも大きな費用ですのでしっかり検討しておきたい項目です。
太陽光発電、蓄電池による省エネ性能
家は人が生活する上でエネルギーを消費していくものですが、太陽光発電などで自ら発電をして、さらに蓄電池で電気を貯めてることで、電気代をおさえたり、また余った分は売電することもできます。
現在では大容量の太陽光発電の売電額はかなり縮小してしまいましたが、まだ10kW未満の太陽光発電にはメリットがあると考えます。
ただ、この太陽光発電設備には各ハウスメーカー毎に得意不得意があり、同じ屋根でも搭載容量が変わってくるなど、比較の対象でもありました。
最後の決め手は自分たちの気持ち。
上記の見積金額、光熱費、メンテナンス費用を含めて計算した所、我が家の場合、一条工務店と桧家住宅さんが最終的に其の差数十万円で拮抗することになりました。
そうなったときに最後の決め手となったのは住み心地でした。
各社仕様を併せて見積もりからメンテナンス費用まで比較しようとしたのですが、やはりどうしても仕様を併せられないところもあり、今回の一条工務店と桧家住宅の場合、一条工務店のトイレやお風呂も床暖房の全館床暖房に対して、桧家住宅ではリビング、ダイニングなどの代表的なところのみの床暖房しかできないという回答でした。
また、断熱性能も去ることながら、結露を少なくするためにトリプルサッシ採用しているなど、魅力的な設備が多かったというのも最終的な判断の一因です。
また営業さんの対応にも少しですが差がありました。
やはり、営業さんが余裕のある対応していただけると、こちらも安心します。
何かにつけて、「確認しないとわかりません」と言われるよりも、「それはできないんです。」
とはっきり言っていただけると物事がスムーズに進みます。
たくさん決めることのある家造りにおいて、その対応の速さは大事な要素です。
色々と計算し、家族で相談した結果、我が家は一条工務店さんと契約することになりました。
初期投資としてはかなり大きくなってしまい、住宅ローンの支払いも以前の家賃よりも1.5倍ぐらい高くなっていますが、ランニングコストで抑えることが出来ているため繰り上げ返済のために毎月貯金ができる状態になっています。
そして比較することはできませんが、住み心地はかなり良好です。
今までどれだけの冷暖房が外に逃げていっていたのか。またロスガード90と言われる全熱交換器+フィルタのおかげで
花粉症にも悩まされない生活をすることが出来ています。
メンテナンスについてはまだわからない点が多いですが、将来的にかかる金額は少ないと聞いています。
どうしても最初にかかる金額は大きくなってしまうかもしれませんが、その後にかかってくる費用について
しっかり検討しておくと満足度の高い家を建てることができると思います。