次は、家を建てるのに最も大事なことの一つ。
我が家のコンセプトについて。
月並みではありますが、
家族が集う、お客をもてなす空間
ってなとこでしょうか。
もう少し具体的に書くと、東京の、利便性が高く(わが家で買える範囲ですが・・・)住みよい立地の面積が限られた敷地において、家族が自然と集まり、お客にとっても居心地の良い、リビングダイニングキッチンと屋外の庭の一つのまとまった空間をつくること、です。
デザインとしては、機能性、シンプル、本物の素材を活かす、といった感じでしょうか。
参考となる事例としては、やはりフィンランドの建築家アールトでしょうか。
木はある程度多用したいですが、杉のような針葉樹よりも、楢のような広葉樹の方が好みです。
壁もシンプルに白いもの、具体的には漆喰がいいです。
終の棲家ですので、手入れも怠らず、経年変化を楽しみ、半世紀後においても色褪せず、街並みに対しても良い景観に貢献するような魅力のある家にしたいと思っています。
そしてプランニングの基本的なところですが。
うちの祖父は亡くなる前の十年間くらいは二階に行くことができませんでした。
今回建てる家は終の棲家なので、一階にリビングダイニングキッチン空間を配置します。
そしてリビングダイニングと屋外の庭を空間として繋げ、明るくもしたいですね。
2階の寝室や個室は、最低限の広さがあればいいので、可能であれば、リビングダイニング空間を明るく広く感じられるように、吹き抜けも配置したいです。
リビングには畳部屋を隣接させ、普段はリビングと一体化したごろ寝できる空間とするのですが、来客が就寝できるように個室にもしたいです。
その畳部屋は、将来階段の昇り降りが大変になったときには、寝室として使えばいい。
それらのボリュームを配置すると、洗面風呂を2階にもっていかないと、リビングが狭くなってしまいます。
毎日行う労働である洗濯の動線を考えると、洗濯機の配置は2階の方がいい。
将来階段の昇り降りがつらくなったときは、シャワールームを1階に配置することができるようにしておけばいい。念のため、EVが設置できる場所も想定しておけばなおいいですね。
プランをいろいろ検討していると、土地の面積は、建蔽率が50%の場合、最低100㎡、できれば115㎡くらい欲しくなりました。
とは言っても、予算が限られていますので、どこまで希望が叶いますか・・・。