我が家のトイレ

今回は、間取りを考えるうえでもっとも悩んだといっても過言ではない、トイレについて書いていきます。

我が家のトイレは、一階は階段下の位置に、二階は階段から上がってすぐのところにあり、いずれも0.5坪程度と、必要最小限の広さです。

一階トイレの場所

家における一階トイレの位置というのは、たぶん皆さん悩まれることと思います。

使い勝手を考えると、玄関からは近いほうがいい、お風呂にも近いほうがいい、階段下は避けたい、など、色々な考えがあるでしょう。

我が家は、玄関→トイレ→洗面→風呂の順で並んでいる間取りが理想だったのですが、土地の形状から無理だったので、玄関との連続性を断念しました。

また、階段下を避けたい思いもあったのですが、さほど広くは無い土地の中、もっとも効率よくスペースを使えるのは、階段下にトイレをもってくる間取りだったので、妥協しました。

結果、このような形のトイレになりましたが、思ったほど階段下というのが気になる仕上がりにはならず、満足しています。

階段下であっても、踊り場部分を上にもってくると、そこまで不自然な仕上がりにはならないことが分かりました。

トイレに窓は必要か

我が家は、間取りの都合上、一階トイレに窓の無い間取りとなりました。

二階トイレには窓があります。

一階トイレと二階トイレの使い勝手を比較して、トイレにおける窓の必要性について述べます。

結論から先に言うと、トイレに窓は要ります。

これは、住みはじめてからかなり大きな後悔ポイントの一つになっています。

もともとマンション暮らしであったため、トイレに窓の無い暮らしには慣れきっていたのですが、窓のあるトイレと無いトイレを比較してみて、トイレ付属の脱臭シートの汚れがかなり違うことが分かりました。

二階トイレは、窓をこまめに開ける習慣がついたため、いつも風通しよく、においもこもらず、使っていてとても気持ちがいいです。

また、明かりとり目的でも、トイレの窓は重要です。

二階トイレは、日中明かりを点けることが、まったくと言っていいほどありません。

使用頻度を考えると、窓があるかないかで、節電効果がかなりかわってくると思います。

トイレに手洗いは必要か

これも意見の分かれるところかと思いますが、我が家の結論としては、トイレに手洗いはつけませんでした。

住んで一年経った今なお、トイレに手洗いはつけずに正解だったと思います。

理由は、トイレのすぐ横に、一階二階ともに洗面台を設けたから。

トイレ付属の小さな手洗いよりも、洗面台の方がしっかりと石鹸を使って手を洗えるので、衛生的には何も問題ありません。

また、お手入れする場所が少ないことで、家事の時短にも役立っています。

階段下トイレならではの収納

最後に、階段下トイレならではの収納スペースについて書きます。

我が家は階段下トイレなので、上り口のところから、階段下のスペースが、ほんの少しの範囲だけデッドスペースになっていました。

見栄えを考え、当初はつぶす予定だったそのスペースを、設計さんに無理を言って、収納スペースとしてあけてもらいました。

この、小さなあなぐらのようなスペースが、ちょっとしたものを置くのに大変重宝しています。

子供たちのオムツのストックを置いたり、オムツ用ゴミ箱を置いたり、生理用品用のゴミ箱を置いたり、スリッパを置いたり、補助便座を置いたりなど…。

高さは無いけれど、広さのある物置スペースは、特に子育て世代でのトイレでは重要です。

見栄えは少し悪くなってしまいますが、せっかく階段下にトイレをつくるなら、このスペースは便利なので、ぜひ検討されてみてください。