こんにちは。自称、倹約家のアラサ―気分の主婦“Nyachi”です。
そろそろ花粉の舞う季節となり、花粉症の方にはつらい時期になりました。
我が家の周辺は林と森が広がっており、その半分ほどがスギです(*_*)
私は今のところ症状なく過ごせていますが、主人の症状がひどくて、見ていると心が痛みます。
そして、そんな主人の花粉対策グッツを代わりに買いにいくと、毎回のように店員さんからかけられる
「花粉同士大変だけど頑張りましょうね!」という激励に罪悪感が・・・
申し訳ない気持ちがいっぱいになる季節・・・はやく過ぎて欲しいものです。
そんな今回は、水回り設備の最終回で、個人的に一番拘った「トイレ」について書いていきます!
“コダワリ”と言っても、それは「デザイン性」「配置」「機能性」など、
トイレという空間に何を求めているかによって方向性は様々です。
私の場合は(一般的ではないので参考になるかは怪しいところですが・・・)
ズバリ「具合が悪くとも長時間快適に過ごせることが出来る空間」という一点です。
“具合が悪くとも”というところが重要です。
これは、将来のことを考えてということも若干ありますが、一番は持病が関係しています。
持病については割愛しますが、ぐったりした状態で、トイレ及びその周辺で長時間過ごす事が多いため、
少しでもストレスなく過ごせる空間にしたかったのです。
脱線しますが、キッチン・洗面化粧台・バスと同様に、トイレにもオリジナルがありました。
トイレのオリジナルは、各メーカーのスタンダードなランクの中から絞った一部に
オリジナルなシリーズ名が付けられたもののようでした。
それはトイレ本体だけでなく、手摺や手洗い、トイレットホルダーに至るまであり、
デザイン性の高いメーカーのものまでありました。
コストダウンが見込めるので採用される方は多いようです。
特に、トイレを2ヶ所設置する方は、一方をオリジナルにしてコストダウンする方が多いようです。
コストダウンは是非とも取り入れたい!ところでしたが、またしても残念ながら、私の希望する
ものが対象になっていなかった為、オリジナルを取り入れることはできませんでした。
「具合が悪くとも長時間快適に過ごせることが出来る空間」を造るべく検討した項目がこちら。
A.場所と動線
B.空間の広さ
C.トイレ本体の形
D.空調関係
E.収納
F.その他の設備
A.場所と動線
我が家は二階建てではありますが、住人は当分2人の予定。
また、夫婦ともにトイレは1家に1ヶ所という環境で育ったため、主流になりつつある各階にトイレを
設置するという考えはありませんでした。
掃除も大変だし。
そのためトイレの位置は重要になります。
・コスパのため、水回りの設備はまとめてしまいたい。
・玄関からそこそこの距離に。
・万が一の時に、寝込める部屋の近くに。
これらを網羅した上で、手助けされながらも通行しやすい様に、
スッキリしたラインと動線上のドアは極力引き戸にしました。
B.空間の広さ
手助けされながら過ごすことも考え、イスを置いて二人が入ることができる広さとしました。
だいだい1.5畳です。
スペース的には車イスでもなんとか可能な広さになったと思います。
また、掃除のしやすさも考慮して、無駄な凹凸のないようにしました。
C.トイレ本体の形
一階に設置するので、思い切ってタンクレスにしました。
これはスペースの確保にも繋がりました。
タンクレストイレといっても、その形はメーカーによって様々。
我が家が重要視したのは、すわり心地でした。
これは納得できるまで、何度もショウルームに通って確認しました。
ショウルーム内トイレでは実際に使われているものもあったので、もちろんそちらでも確認しました。
この時、よりリアルに近づけるために、履いていく靴底(ヒール)の高さに注意しました。
D.空調関係
アパート時代のトイレは、どこも窓は無く換気扇のみだったため、空気がこもっている感が否めませんでした。
そのため小さいながらも開放可能な窓を付けました。
窓の方角に家は無く、ただ森や林が広がっているだけですが、念のため型ガラスを採用しました。
その他に換気扇もつけましたが、こちらも掃除が容易なようにファンが取り外せるタイプのものを
採用しました。
これは、メーカーによってはファンが取り外し不可なものもあり、以前、掃除中に腕がツルという
大変な目にあったことがあるからです。
また長時間居座る為、エアコンや床暖の検討もしましたが、こちらはコストの関係で断念しました。
E.収納
当初、トイレで使うものやストック類のすべてを収納してしまいたいという願望がありました。
ですが、スペース確保の問題や収納BOXを付けたくない気持ち、こった造りにすると手間賃がかかる
ということで考えを改めました。
今回トイレを設けた場所は、出るとすぐ横にサービス収納があり、洗面化粧台もすぐ近く、もう少し
進むと蔵があるという間取りでした。
また次項の絡みでふかし壁を設けなければならなくなったこともあり、
必要最低限のものをふかし壁の上に置くことで済ますことにしました。
F.その他の設備
ここが一番の要です。
ぐったりしている状態の時、一番楽なのが前かがみの体勢でした。
そのため前方方向に倒れこめるような器具を探しました。
一般のパンフレットにはありませんでしたが、介護用でさがすと様々なタイプを見つけることが出来ました。
TOTOとLIXILが強いようで、扱っている数が豊富でした。
残念ながら展示品と出会うことはできず使用感のわからないままの採用となりましたが、希望通りのものを
取り付けることができました。
ただコスパはまったく考えていないものとなってしまいましたが(-_-;)
実際にできあがったトイレをご紹介します。
引き戸をあけると(夕方に撮影した為暗めです)
今はこのスペースにセンサーヒーターと腰掛を置いています。
左側にトイレ本体があります。
配線関係は考えていませんでしたが、手入れのし易さを考慮すると丸見えで良かったかも。
座ってみましょう。
ちょっとふかし壁が高かった気もしますが、許容範囲内ではあります。
そして大切な手摺がこちら。
普段は壁側に添うように収納しておけて、使うときだけ手前に移動させることができます。
トイレ内でゆっくりする主人の肘掛?!としても優秀とのことです。
当初の見積額は、LIXILのタンクレストイレ(サティスS)と収納BOX、換気扇を合わせて
約17万円だったところ、PanasonicのアラウーノSとLIXILの手摺(造作含む)、換気扇を合わせて
約24万円となりました。
コストアップにはなってしまいましたが、手摺は絶対に必要だったため後悔はありません。
使用感も満足しており、拘って本当に良かったと具合の悪い時ほど実感しています。
これで水回り編が終了しました。次回は何を書こうか・・・お楽しみに★