こんにちは。すぅです。
新昭和ウィザースホームでお家を建築しました。
今回は、私がどうしてもこだわりたかった『床』について書いていきます。
私は、過敏な体質なようで、フローリングの上で過ごすと疲れてしまいます。
雨が続くとベタつく事や、冬冷たいのも苦手でした。
床は、一日中体が接している物でもあるので、妥協したくありませんでした。
実家では素足でも平気だったので、聞いてみると、無垢フローリングのサンプルを何種類ももらい、床に置いて踏んでみて、感触で決めたそうです。
自分が家を建てる時は、床は無垢。
できれば床暖付き。
と思っていました。
実際に家を考えだした時に旦那に話したら、
「無垢は高い。複合フローリングの方が丈夫。コーティングしてあって、水や汚れをはじくから、ズボラなすぅには複合の方が向いている。無垢フローリングの管理できないでしょ。」と言われました。
合意ゼロ。
それでも諦めずに、絶対条件に入れ続けました。
無垢と複合の違いですが、写真の左側が無垢、右側が複合です。
無垢は、一枚の板で出来ています。
メリットは、
・熱伝導率が低い事。周りの温度に左右されにくいので、冬は暖かく感じます。
・木の調湿効果も期待できます。
・梅雨時期もベタつかない。
・肌ざわりがいい。
・経年の変化が味になる。（革製品と同じです）
・キズはつきやすいが、凹みは低温スチームアイロン等で多少戻るし、目立ちにくい。
デメリットは、
・水分を吸放出＝伸び縮みするので、伸縮を考えて施工しないと、隙間や反りが出てしまう。
・１枚の幅が細く、貼り手間がかかる。
・木種によっては、床暖房不可。
・高い。
・天然素材のワックスも高い。塗るのにコツがいる。
写真右の複合フローリングは、ティラミスのように何層かの板が重ねてあります。
複合フローリングのメリットは、
・バリエーション豊富で比較的安価なこと。
・表面の加工も多種多様（値段はピンキリ）
・反りや伸び縮みがなく、安定している。
・１枚あたりの幅が広いので、施工が早くて楽。
・基本的にコーティングされているので、水をはじき、汚れが取れやすい。
・床暖対応。
デメリットは、
・冬冷たく、梅雨はベタつく。
・傷はつきにくいが、傷が目立つ。
・深い傷で、下の（水に弱い）層まで達すると傷みが進む。
・経年で劣化する。
といったところです。
最近は、複合でも、表面に無垢の突板（１～２ミリ厚）を貼り、無垢の風合いを持ちつつ床暖に対応しているものもあります。
ペットがいる家向けには、ペットが滑らず、傷がつきにくく、防水がしっかりされているものもあります。
傷にすごく強いものもあります。
選択肢の多さでは、圧倒的に複合に采配が上がります。
ただ、機能性の高い物は、無垢を超えるお値段だったりもします。
そして、床材メーカーによって、扱う樹種・価格が違います。
新昭和では、ウッドワンと天龍木材という２メーカーとの取り扱いがある、との事でした。
ウッドワンは、大手ですね。
建具・キッチンなどもあるので、取引があるハウスメーカーも多く、採用してもらいやすいメーカーなようです。
天龍木材は、他の営業マンがお客さんの要望で提携を結び、使用したそうです。
２社のHPを調べましたが、ウッドワンはパイン材のみしかなく、天龍木材は価格が高くて手が届きませんでした。
我が家が採用できないか相談したのは、『無垢フローリングドットコム』という会社でした。
ネットで「無垢」と検索すると、バナー広告が出てくる会社です。
旦那が調べてくれたのですが、樹種は豊富・大手との取引有・ショールームで実物が見られる・その割に価格は良心的だと思います。
ショールームが東京・横浜・大阪・兵庫にあります。
我が家は、東京・渋谷のショールームに行きました。
ショールーム内の床も、何種類かの床材が貼り分けられていましたし、全ての樹種のサンプルがズラリと置いてありました。
実物を見て、気になった樹種のすのこサイズのサンプルを床に置いてもらい、踏み心地を確かめていきます。
見た目も大事ですが、素足で過ごしたい私にとっては、踏み心地は重要です。
いくつものすのこサイズのサンプルを並べ、何度も歩いてみて選べたので、とても満足のいく選択が出来ました。
その後、営業さんが、会社間での提携の手続きをしてくれたので、発注等もお任せ＆ハウスメーカーの保証対象になりました。
（床材の施主支給は大変な上、床が保証外になると言われていました。）
金額としては、新昭和のフローリングをエポルカフロアからビンテージフロアに変更する金額で納まりました。
我が家の予算としては贅沢をしましたが、ものすごく高いかと言うと、そこまでではないかな、と思います。
実際に、無垢フローリングの家に住むと、床が心地よく、スリッパ不要ですし、冬の床が冷たくないのは本当に快適で、こだわってよかったなと思います。