前回に引き続き、猫と暮らすうえで必要なモノです。
計画段階ではキャットウォークやキャットステップ、壁をくり抜いて猫だけの秘密通路を…o(*゚∀゚*)oと
夢いっぱい!だったんですが、ダイワハウスは造作が高い。
ペット仕様がそもそも得意じゃないんだろうなぁと思います。(今は改善されてるかもですが)
(たくさんの家を建ててきた担当営業さんも、ペットドア設置したのは初めてだったそう。)
そういう訳で、『猫と暮らす家』なんてタイトルを付けつつも、大して猫仕様ではない我が家です^^;
それでも、猫は絶対必要な特別な設備は多くないし、言ってしまえば飼い主の自己満的な要素も多いので、
家を建てたら猫飼いたいな~って方は無理にそういった設備を充実させなくても大丈夫です!
例え1Kでもストレスなく飼えるのが猫ちゃんの良いトコロ。
一日の大半を寝て過ごす猫ですから、落ち着ける場所があればいいのです☆
気負わず、猫も人間も快適に過ごせるお家を作りましょう♪
壁紙について
壁紙も猫にボロボロにされやすいポイントです。
我が家は1Fは猫対策で傷に強い壁紙にしました。
そのおかげで10万ほどUPしたらしく、営業さんから
「いったいどんな壁紙選んだんですか!?」と悲鳴が上がりました^^;
でも、ここはお金かけといて良かったなと思います!
リビングは長時間過ごす場所ですし、来客対応もあるのでしっかり予算とるべき!
1Fはほんとに傷もなくキレイな状態です。
かたや2F。
ダイワハウスの標準クロスから選びましたが、まぁひどい。
何ヶ所かボロボロです(;ω;)
せめて階段まで1Fと同じクロスにしておけば…(+_+;)と悔やまれます。
主人がクロス屋さんで昔バイトしていたので、壁紙の補修も何度かしました。
(建築時に余ったクロスは貰えます。けっこうな量あるので補修の際使えますよ!)
が、一時的にキレイになるものの、抜本的な解決ではないため、またガリガリされてしまいますo(-_-;*) ウゥム
仕方なく、一時的に激安資材のプラダンで養生していますが、
一時的にと言いつつ早4年(笑)
2Fも耐久性の高い傷に強いクロスにしとけばこんな悩まされることもなかったのになぁ…と
後悔ポイントです。
でもまぁ、壁紙の上から貼れるクロスなどもありますし、
そういうので大胆な柄を取り入れて遊ぶという方法もあるので
今後導入するかもしれません(^^
床材について
猫はしばしば病気じゃなくても吐きます。
勢いよくご飯を食べ過ぎて戻したり、毛づくろいで飲み込んだ毛玉を吐いたりします。
食べられないものを齧って吐くこともあります。
吐いたとき、元気があってケロッとしていれば大概ネコは大丈夫です。
毛玉や異物、餌を食べて吐いたとき、一緒に胃液も出ます。
在宅時であればすぐ拭き掃除をすれば床も傷みませんが、
無垢床で不在時に吐いた場合、シミになる可能性があるんじゃないかなぁと思います。
複合フローリングであればコーティングがあるので、よっぽど長期間放置しない限り大丈夫だと思います。
我が家は複合フローリングです。
「床が堅いと足が疲れそう」とおっしゃる方もおりますが、私は特に実感したことはありません。
スリッパはいてるからでしょうかね?家に長くいるけれど、
その間ずーーっと歩き回ってるわけではないので。(座ってる時間のが長いよね)
お金
これ、一番最初に上げるべきだったかもしれませんね^^;
最低限、避妊・去勢の費用は考えておいてください。
オスなら15,000~25,000円くらい。
メスのが少し高くて、20,000~35,000円くらいです。
オスの子は玉袋を切って睾丸を取り出すだけで手術も簡単なのだそうです。(切ったとこ縫うこともないらしいよ!)
メスだとお腹を切るので治るまで時間もかかります。
(私が行った病院では男の子は当日退院、女の子は翌日退院でした)
病院によって金額も違いますし、退院日も違ったりするので予約の際に確認しましょう。
多頭飼いをするなら必須です。避妊・去勢をしないとあっという間に増えます。
じゃあ1匹だけなら避妊・去勢しなくてもいいよね♪っていうのは間違いです。
猫は『発情行動』があるので、夜中でかい声で鳴いたり、『スプレー行為』といって
いろんなとこに臭いスプレー状のおしっこをかけたりします。
避妊・去勢をすると、そういった行動が抑えられます。(完全になくなる子とそうでない子がいます)
飼いやすくなるのは間違いないので、必ず避妊・去勢しましょう。
また、人間のように健康保険がないので、病院にかかると結構なお金がかかります。
猫も人間と一緒で、幼い時期や老いると弱ってくる部分も出てきます。
猫も大切な家族の一員なので、健康に注意してあげましょう。
ぶっちゃけお金があれば大半は解決します(笑)
おもちゃも猫によって好みが様々なので、お気に入りを見つけましょう♪
絶対に用意して欲しいもの
これだけは絶対に、絶対に忘れずにおいて欲しいものが1つだけあります。
他のモノはお金で解決できますが、これだけは固い決意とともに心に留めておいてください。
それは『命に対する責任』です。
ペットは物ではありません。一度飼うと決めたらどんなことがあっても最期の時まで面倒を見る、
その責任だけは絶対に必要です。
猫は可愛いだけではありません。トイレの世話もしなければいけないし、もちろん餌もあげなければいけません。
歳をとれば介護が必要な場合もあります。
この家に引っ越してきてから、17年飼っていた猫が亡くなりました。
年齢も上がってきて、腎臓の機能が弱くなり、吐いたり下痢したりすることが増えました。
最後半年くらいはトイレで便をしてくれなくなり、お粗相したものを一日に何度も掃除する日々でした。
内臓が腫れて神経を圧迫し、突然歩けなくなったときはいよいよその時がきたかと覚悟しましたが、
翌日ケロッとして普通に歩いていたりして。よくなったり悪くなったりを何度か繰り返した後、
大量に吐き、急激に弱って最期の時を迎えました。
お世話は大変でしたが、最期の日は一晩中抱えて泣きました。
当初はいつもそばにいたあの子がいなくなってしまった悲しみに押しつぶされそうでした。
1ヵ月は思い出すと泣いてしまうので考えないように必死でした。
2ヵ月経ち、本当にいないんだと改めて実感して、静かな悲しみに沈みました。
でも、3ヵ月過ぎた頃、悲しみよりも、たくさんの幸せな時間をくれたことに対する
深い感謝と愛おしい気持ちが溢れてきて、確かに今、ココには居ないけれど、
最初から居なかったわけではないからこんなに悲しい気持ちになれるんだと気づきました。
初めてウチに来た日、小さすぎて添い寝したら潰してしまいそう…と
小さなかごに寝床を作り、寝かせたのに、朝、私の上で寝てたこと。
カギしっぽに自分で袋をひっかけて大暴れしたこと。
分譲マンション時代に自ら脱走したくせに、外の世界が怖くてエレベーターで震えてたこと。
旦那と付き合って間もないころ、旦那の腕に噛みついて救急病院に行ったこと。
子どもが産まれて、近づけないようにしてたのに、ベビーベッドでいつのまにか添い寝してたこと。
やんちゃな子供が耳を引っ張っても背中に乗っても、我慢して子どもにだけは噛みつかなかったこと。
いろんなことがありましたが、全て私の中に残っています。
心の中に残る寂しさも含めて、あの子と過ごした日々は大切な宝物となりました。
ペットを飼うということは、命を預かるということです。
最期のその瞬間まで、看取る覚悟をするということです。
猫の寿命は人の寿命より短いのです。
小さくて可愛らしい子猫も、いずれ老猫となります。
猫に限らず、ペットを飼うことを考えた時、そのことを頭の片隅に置いておいていただけるといいなと思います。