こんにちは、はるです。
我が家は2015年春から家づくりを本格的に開始し、2017年晩秋に着工。2018年5月に完成というスケジュールになりました。
ここまで時間がかかってしまった理由はこちら↓。
計画に十分に時間をかけたので、着工後は問題なくスムーズに工事が進むだろうと思っていたのですが甘かった…。
今回は我が家の着工後のトラブル、残土処分費用について書いていきたいと思います。
建物を新築するには、基礎を埋めるために地面をある程度掘る必要があります。
この時に出る土の処理方法には二択あり、「場内処理」(=敷地内の余った部分にそのまま敷き詰めておしまい)か「残土搬出処理」(=トラックで受け入れ業者の土地まで運ぶ)になります。
敷地が広いからどんなに残土が出ても庭になる部分に適当にまいておしまい、という恵まれた環境の場合は無問題ですが、敷地いっぱいに建物を建てようとする場合は必ず処理費用がかかります。
基礎の大きさと深さは設計段階で決定しているので残土の容積は容易に計算できますから、通常、処理が必要であれば契約段階の見積もりに残土処分費用は計上されているはず。
ですが、我が家の場合、残土処理費用が計上されていなかったことが着工後に判明したのでした。
ビルダーは「場内処理できると思った」とのことですが、明らかに敷地に撒ききれるような量ではなかったので30万円追加費用を支払い処理してもらうことに…。
契約時、基礎工事で出る残土が確実に敷地内で処理できるか?搬出処分ならちゃんとその費用が見積もりに計上されているか?を確認し、ビルダーと認識を共有しておくべきでした。
残土処理費用は残土量に比例するのではなく、以下のポイントで金額が増減します。
効率よく残土を処理できれば費用は安く、何度もトラックで現場と処理場を往復しなければならなかったり、掘削に手間がかかると高くつく、ということですね。また地域によって処理費は異なるそうなので、簡単に「〇㎥だから〇円は高い/安い」という判断ができず、素人にはわかりにくいポイントでもあります。
ちなみに我が家の場合は20㎥で約30万円でした。
残土量は基礎の大きさ×深さから簡単に計算できますが、上述の通り、残土の処理費用は残土量だけでなく何回に分けて運ぶのか?何tの重機・トラックが使用できるのか?を見極める必要があるため、正確に見積もるのが難しい点だそう。
従って、「残土処理をどのように計画しているのか?」を質問した際にちゃんとした答えを返してくれるビルダーは優秀なビルダーともいえるかもしれません。
古屋の解体後に新築するなど土地が更地でない場合は、平均地盤面の計算ができない等の理由によって契約段階で残土処理費用を確定できないこともあるようです。
そういった金額が明示できない場合であっても、契約前にビルダーに残土処理の方法と費用について、今後追加費用がかかる可能性があるかどうかも含め確認されることをオススメします!