紆余曲折を経てようやくハウスメーカーが決まりました。
展示場巡りを初めて約1年半、家の購入ということを意識し始めてからは既に5年の月日が経ってしまいました。
と言っても本当の家づくりはここからやっと始まる訳ですが…。
さて、最終的に決まった積水ハウス。
こちらのメーカーに決定した主な理由の制震システム「SHEQAS」と空気環境配慮仕様「AirKis」の標準装備については先回の記事でも書きましたが
他にも大手メーカーならではの長期保証、30年間メンテナンスフリーの外壁塗装等、ランニングコストが低く抑えられそうという理由もあります。
またこれは希望的観測ですが仮に将来家を処分する事を考えた場合、積水ブランドの方が若干でも有利かもしれないという事。
中古情報でも積水物件はわざわざ表記されているくらいです。
そしてもう一つ、営業さんとの相性も重要だったと思います。
どこのメーカーや工務店で建てても最低限の住宅性能が確保されているのであれば、設計から完成(アフターも含めて)までストレスやトラブルがないのが一番。
信頼できる営業さんと出会えれば仮に多少のトラブルがあったとしても(一度もトラブルのない現場なんてありませんが)
ストレスは最小限に抑えられると思うからです。
ちなみに見積りでの競合とか、メーカー決定にあたり値引き云々といった交渉は特に行っていません。
同じような仕様のメーカーが候補に残らなかったという事もありますが、最終仕様も決定してないので金額の詰めようがなく
最終的に大幅な値引きを引き出せたとしても結局は工事費や材料費にしわ寄せが行く事になるのでそういった事態は避けたい気持ちもありました。
建設業界に出入りしていた経験上、下請けが苦労する現場はロクな事がありません。
もっとも値引きに対する感覚は地方によっても違うのでケースバイケースの話だとは思います。
メーカーとしては最初からある程度の値引きは想定していますからその範囲内での交渉は当然問題はないはずだし
いい営業マンは放っておいてもそれなりのサービスはしてくれるものです。
想定していた予算は最初に伝えていたものの、オプションが追加されていくにつれどんどん金額は上積みされるのでそれをどう抑えるか相談しながらでしたけどね。
それにしても「土地だけはあるから建物代だけで費用を少しでも安く抑えよう」と言う当初の目論見は総額が元々住んでいた地域の建売並みの金額になった時点で外れてしまいました。
全くもって本末転倒です。
そして今回資料を見返すまで失念していたのですが積水ハウスに関して一つ重要なイベントがありました。
名称や内容が違う地域もあるらしいのですが「住まいの夢工場」の見学です。
一種のテーマーパークのようなもので積水各商品のモデルハウスや各種技術の実験等の見学ができます。
打ち合わせ記録を調べたところ、最初の打ち合わせの次の週には早速この工場見学に行っていました。
積水ハウスを本気で意識する前でもあり、その後色々あり過ぎてほとんど印象に残っていませんでした。
時間を作って改めて見に行けば良かったかもしれません。いや行くべきだったかも。
実際はメーカーが決まるとやらなければならない事が山のようにあってそんな事を考える暇すらありませんでした。
まずは基本設計と見積り、申込金を払って契約となります。
続く。