窓サッシとガラスの重要性
みなさんご存じでしたか?日本は窓の熱貫流率の基準がない事を
熱貫流率・・・時間当たりに通す熱量(U値)小さいほど熱の出入りが少なく高性能
このU値ですが多くの国で最低基準がもうけられています。
暑さの原因の7割、寒さの原因の6割が窓とみなせます
断熱材をいかに良いものを使っても窓にも気を配らないといけません。
日本の窓の約9割がアルミ製のサッシ伝導率は、アルミかそうでないかで
約1000倍も異なるのです。だから世界的にはサッシの樹脂化や木質化は
当たり前になってきています。
アルミニウム製の枠に一重(単板)のガラスを使った窓は、U値が6.5W/m2・K
アルミペアガラスの断熱性能はU値4.65w/m2K。
どちらも欧州では使う事が出来ません
欧州は厳しいですね。それだけ省エネに対して意識が高いと言う事です。
ではお隣韓国では最低基準はU値2.7W/m2・K
現在日本の新築住宅の売れ筋の7割がU値4.65W/m2・Kという低いレベルとの事です。
びっくりですよね
なぜアルミサッシがいまだに使われているかと言うと
アルミサッシは、加工のしやすさや強度、耐火性や耐久性,安価などの観点から、
非常に優れた窓素材です。ただし、唯一の欠点が断熱性能の悪さ
しかしこれが2020年に変わります。2020年に省エネ基準が義務化されます。
なにが言いたいかと言いとこれから建てる方は窓性能や省エネ基準が低い家は
資産価値が確実に落ちます。HMの坪単価も今より確実にあがります。
私は将来売る予定はないですが、これから建てるHMが標準で
どの窓やサッシを使っているかを見るだけでも省エネに対して
意識が高いかが分かります。試しに建売住宅もみましたが(多くは見ていませんが)
樹脂+樹脂サッシを使っている住宅は1件もありませんでした。
で肝心の富士住建はどうかと言うと
外枠:樹枝 内枠:樹脂 U値1.37
そして、
1Fには全て防犯ガラス2Fは道路側は防犯ガラスが標準でついています。
よく目にする
Low-E(ロー・イー)って?
Low Emissivity(ロー・エミシビティー)の略で、『低放射』という意味みたいです。
特殊金属膜をコーティングした低放射(Low-E)ガラスを使った複層ガラスを、
Low-E複層ガラスとの事です。
富士住建の標準の窓ちょっと欠点があります。上図のアルミスペーサーと書いてある所。
スペーサって何?調べると
ガラスを2枚重ねる場合、間に空気層を設けます。
空気はガラスよりも熱を伝えにくく、空気があることで窓全体の断熱性能が向上します。
その空気層を設けるため、ガラスの周囲に挟み込む部材がスペーサーです。
APW330には樹脂スペーサーという物もあります。
これも調べて見ると
外気温が0℃、室内が気温20℃、相対湿度50%の場合、ペアガラスを
使用したサッシの下枠が何度になるかを測定した結果。
2枚のガラスの間に挟まれているスペーサーと空気の違いに
よって、9.0~11.3℃となった。9.3℃以下になると
結露するので、樹脂スペーサーは有利
(資料:テクノフォルムバウテックジャパン)
結露が発生するかどうかの境目が9.3℃なので結露するかも?
欧米では結露は瑕疵に値するそうです。
私が悩んだHM一条工務店はというと
トリプルガラスに樹枝スペーサーさすが高気密・高断熱のHMですね。
YKK APからもAPW430が発売されているのでいずれ富士住建でも
標準採用になるといいですね。