大手ハウスメーカーでもどこでも言われるのが
家賃で家が建ちますよ＾＾
という言葉。
家賃を払っているだけ無駄。財産として家を建てましょうよ。
ということを暗に示しているのだとは思いますが、、、
良く聞く営業文句なだけに、信用して良いものかどうかわかりません。
今の御時世、金利がかなり低くなっていますので住宅ローンを借りるのにかなり有利な状況になっています。
単純に頭金２００万円を用意して、家に２０００万円。土地に１０００万円の併せて２８００万円借りるとした場合。
３５年固定のフラット３５を金利１．５％で借りることができれば、月々の支払いは８万５０００円程度になります。
これならば家賃程度という話も納得です。確かに家賃で家が建ちそうです。
ただ、家を２０００万円で抑えようとすると、結構削減するか、ローコストのハウスメーカーで建てる必要があります。こだわりの家、ということは難しいかもしれません。
その２０００万円の中には登記手続きや設計費、場所によっては水道管工事、浄化槽工事、地盤に寄って土地の造成費なども含まれます。
また庭も作るとなれば小さくても１００万～２００万程度かかってしまいそうです。
我が家の場合それらの金額は８００万円にもなりました。（田舎なので色々とライフラインが必要だった（汗））
また土地も良いところであれば、それに応じて高くなってきます。
大抵はなるべく便利なところに建設されている賃貸マンションなどよりも不便なところになるでしょう。賃貸のメリットは立地にもあります。
たしかに家賃で家が建つかもしれませんが相当検討する必要がありそうです。
また、持ち家を所持するためには、住宅ローンの支払以外にも色々な費用や税金がかかってきます。
まず一番に増になるのが固定資産税や都市計画税など。
土地、建物にそれぞれ税金がかかるようになり、立地や家の規模にもよりますが、思っていた以上に負担になる税金です。
新築で長期優良住宅などの条件を満たせば最初の５年間は軽減措置により建物分は約半額になりますが、我が家の付近の話ですがその半額期間が終わると、おおよそ２０万円程度かかってきそうです。（場所によりけり）
また、広くなった家では光熱費も以前より多くかかってくるでしょう。
家はメンテナンスしていかなければ、どんどん悪くなってきます。
サイディングの家であればおおよそ１０年で外壁補修で１００万円程度かかると言われています。
この外壁の修繕を怠ると、痩せたシーリングの隙間から雨水が入り、外壁内に染み込み、内部から腐らせたり。
また基礎周辺ではシロアリ対策をしたり。その他クロスも時間とともに剥がれてくるかもしれません。
設備も１０年程度で寿命が来るものが多いです。
IHクッキング、エコキュート、エアコンなどなど大物はたくさんあります。
水回りであるトイレやお風呂など大規模な修繕も必要になってきます。
それらのメンテナンスに対応するために、月１万円程度の貯金をしていくことが必要です。
ですので、住宅ローンの支払＋固定資産税など（１～２万）＋メンテナンス費用（１万）
としておけば、多少余裕ができるかなと思います。
ライフプランには色々ありますが、車を新車にしたい。子供を幼稚園に入れたい。など
家を買った当初は良くても、将来かかる費用について大まかに検討しておく必要があります。
資金に余裕ができれば繰り上げ返済すればいいのですから。
無理のない返済計画で余裕を持って生活していくことも、楽しい人生に必要かなと思います。