《行き当たりばったりではなく、きちんと事前準備を》
ハウスメーカーを検討するに当たり、多くの人がそうするように、まずは住宅展示場を訪ねました。
家から近いところには、全部で4箇所の住宅展示場があり、とりあえずローラー作戦(しらみつぶしに回ってみる)でいこうということになりました。
はじめに言っておくと、このローラー作戦、大失敗でした…。
住宅展示場は、一件見るだけでも、相当な時間を要します。
私たちはなんとなく、家に入って、家の雰囲気を聞いて、ちょっと特徴を説明してもらって、だいたいの値段聞いてみる感じかなーなんて、軽く考えていたのですが、
そんなに簡単なものではなかったです…。
おそらく私たちが、先に土地を購入(契約)してしまっていたせいだと思うのですが、一件一件の営業さんの熱意が半端じゃない。
そして、ちょっと特徴を説明してもらおう…なんてとんでもない。
ハウスメーカーを一件訪問するたび、建築方法、外壁材のこだわり、基礎の作りや換気方法に至るまで、各社プレゼン資料を用意しながら、熱く語ってくれました…。
だいたい、一件につき二時間はかかると思ったほうがいいです。
子連れで一日に見学できる展示場は、三件が限界でした。
時間のある方(土地契約がまだの方あるいは、土地を現金一括で購入できた方)は、ローラー作戦でもいいかと思いますが、私たちのように時間の無い方は、ある程度ネットや本などでハウスメーカーの特徴や雰囲気等調べて、目当てのハウスメーカーを絞ってから行った方がよいと思います。
幸いにも、現在は施主さんのブログがたくさんあるので、内覧会でおおよその雰囲気を把握したり、だいたいのお見積もりやオプション価格も分かります。
《初動を誤ったため、絞りきれなかったハウスメーカー》
で、そんな勉強をいっさいすっとばして行った、我が家の展示場めぐり。
今では、もはやいい思い出になっていますが、当時は大変でした。
毎週末展示場に出かけ、三件ずつ展示場を見て回るという日々が続きました。
間取りの考案や価格交渉まで考えると、融資の一ヶ月前までには、三つくらいに絞っておきたい…。その思いで、一ヶ月間、展示場めぐりを行いました。
そして、融資一ヶ月前に残った候補は、住友林業、谷川建設、積水ハウス、セキスイハイム、地場ハウスメーカー一つ、でした。
そう。
この時点で、全然絞り切れていませんでした。
我が家の大失敗から、これまでの教訓をまとめると…、
・土地は衝動買いすべからず
・住宅ローンやハウスメーカー選びについては、土地購入前の下調べが大事
・住宅展示場ローラー作戦は、ただ疲れるだけ
の三つが浮かび上がります。
これから家づくりをされる方が、我が家のように訳のわからない迷走をせず、満足いく家づくりになりますよう願っています。