第3回目は間取りの初期段階について書きたいと思います。
初期段階、つまり契約前の手書き図面のお話。
まず、上記写真ですが、住友林業の「設計相談会」という誰でも無料で参加でき、簡単な設計をしてもらえるイベントの時のものです。その場でベテラン設計者が対応してくれて、こちらの要望を伝えると目の前で手書きで外観や間取り案をささっと書いてくれます。説明もいれて大体2時間ぐらいでした。これが、なかなか素晴らしい!!この絵が住友林業に心を惹かれた一つになりました。ちなみに住友林業では設計者がこういった手書き図面を書く訓練を受けると聞きました。
本格的な見積もりをもらうためには、住友林業では詳細設計や敷地調査のためには5万円支払うシステムになっています。(契約すると建築費の一部に織り込まれます。)我が家の場合は積水ハウスで既に敷地調査してあったので、5万円と聞いて一瞬迷ったのですが、敷地調査と詳細設計してもらいました。(敷地調査は既存の家の回り数か所にボーリングしたりしますが、結果は積水ハウスとほぼ同じ内容)
そして後ほど説明する下段にある写真は、プランの方向性を確認すために提案のあった手書き図面2枚です。我が家の担当設計者(課長さん)は結構きちっと書くタイプの人でした。
プランを書くにあたり、要望のヒアリングがあるのですが、我が家の場合は事前にこちらの要望内容をまとめておいたので、スムーズにいきました。要望は書面にしており、書面には部屋数や大きさは勿論、それ以外のインテリア、設備、外構、好きなイメージの参考写真なども含めA4サイズ1枚にまとめました。各ハウスメーカー比較段階でそれをもとに各社提案してもらいました。
後から変ったり、追加したりしてもいいので、自分たちの初期希望は整理しておくことをお勧めします。(わかるところだけででもいいので・・・)各社の対応の仕方もわかるし、メーカー側もイメージのすり合わせが早いと思います。
ちなみに我が家の間取りに影響する要望の一部はこんな感じです。
結構、細かい要望だね。と思われるでしょうが、我が家は建替えなので。ハウスメーカー営業さんからも、さすが2軒目ですね。って言われました。
その要望に沿って住友林業が2案書いて持ってきました。次の写真はそのうちの総二階建て案の手書き図面です。
2階に寝室、オーディオルーム、洋間の3部屋で総二階建てなのでコスト的にも安くできます。
もう一つは、1階を広くしたプランです。2階は寝室とオーディオルームだけ、1階LDK横に将来(老後)のための洋間を作っておくプランです。前の家が総二階建てだったこともあり、こちらの方向になりました。で、このプランをベースに詳細設計はCAD化して、CGでイメージ確認したりしながら何度か修正をして見積もりを出してもらいました。
住友林業以外のハウスメーカーはどんな手書き図や間取り提案だったの?って知りたいでしょうが、もうないんです。ハウスメーカー選びは4社での比較でしたが、住友林業以外では1社が手書き、2社は最初からCAD図面での提案でした。そして2社は間取りのイメージが悪く、その時点でお断りしました。と同時に資料は回収されました。そして最後まで迷った積水ハウスはCAD図面でしたが、お断り時に全て資料回収されましたので、結局、他社図面は一切手元には残ってないんです。(記念にコピーか写真でも撮っておけばよかったかなあ)
次回、間取り(動線)について書きたいと思います。