こんにちは!みゆぼんです(*´∀`*)
前回は、我が家の土地は27坪で旧家の床面積は80㎡。5人家族がそこで暮らすとどんな感じなのかを記事にしました。気になった方は前記事▷27坪の土地に5人家族が暮らす家も読んでみて下さい。今日は27坪という決して広くはない土地に5人家族が住む空間の詳細打ち合わせの事を記事にしていきたいと思います。
我が家は女(中学生)・男(小学生・高学年)・男(小学生・低学年)の子供3人と夫婦の5人家族です。温熱環境のことを考えれば、夫婦の寝室も子供部屋の個室も同じ階というのがベストです。しかし、この土地の広さと建物の間口が4mという、うなぎの寝床のような形状でこの家族構成では何かを犠牲にしなければいけません。
メリット▷3階に広い部屋が確保出来ることにより、子供部屋が必要でない時期は家族の寝室として使うこともでき、子供たちが将来、帰省した時にも有効に使える。吹き抜けを作ると床面積が減るため、建築費用や固定資産税に反映される。
デメリット▷子供が成長した時に壁を作る費用と手間がかかるため、成長した子供たちにプライベートな場所を作らないままの可能性もある。吹き抜けを作ることで子供部屋や収納スペースが小さくなる。
住宅密集地に建つ我が家が、光を取り入れる方法としても温熱環境を考える方法としても、吹き抜けという選択がベストであるのは間違いありません。耐震という点は素人考えで疑問が残りますが…。収納スペースを確保するために、天井断熱ではなく屋根断熱という工法を採用している小林住宅さんではロフトといった小屋裏空間を有効利用することが出来ます。しかし、我が家が建つ地域では固定階段は採用出来ず、ロフト用の階段って使いにくいのではないかと我が家は考えました。趣味のお部屋として使うのはアリだと思いますが、我が家のようなロフトを収納として使うのは収納するものも限られ、結局は使わなくなるのではないかと考えました。
今は子供が引きこもらないように広いお部屋をあえて用意しないというのが流行り?らしいのですが…(我が家の場合は吹き抜けを採用しない場合でも)決して広いお部屋ではありませんが、息子たちがそう遠くない将来に自分1人のスペースは欲しがるだろうし、子供たちが、将来何かあったとしても『戻れる場所』という空間を作ってあげたい気持ちが私には強くありました。過保護に育てる気は全くありませんが(^^;;それは空間という場所だけではなく、心の空間という意味も込めて。誰かに大切に守られているという事は大きくなっても強く生きていけるのではないかと私は思います。旦那さんはそんな風に考えていたのかは謎ですが…『3兄弟に個室』という点は珍しく意見が一致しました(^^;;
設計Nさんには間取り決定までに何種類もの間取りを考えて頂き、私たちのとんでもない要望も嫌な顔ひとつせず間取りの作成をして下さいました。そんな設計Nさんの真摯な対応に、お家を建てることに全く興味なしだった旦那さんと設計Nさんで間取りを考えてくれている時間が多くなっていました。私としては今までお家を建てることに全く興味なしだった旦那さんが子供たちの為に一生懸命考えてくれている姿が嬉しくもあり、そんな旦那さんが考えてくれた間取りなのでそれに従おうと思ったのです。
そんな勝手な親心で我が家は吹き抜けもロフトも採用せず、リビング天井の一部を天井高3mほどにし、深めの折り上げ天井にしました。吹き抜けに比べれば室内の明るさは劣りますが、高所にFIX窓を設け採光を確保しました。その上階の長男のお部屋は長女や次男のお部屋より少し狭いのですが、勾配天井にし、段差のある個性的なお部屋にすることにし、夫婦の寝室は1階という間取りに決定したのでした。結果、床面積は増えてしまうという営業Tさんを喜ばせる!?ことになってしまったのです(^^;;