第13回目は太陽光発電の導入経緯について触れたいと思います。

年々売電価格が下がって、太陽光発電のメリットが減ってきているように思います。一方、太陽光モジュールの変換効率は上がって、設置費用も下がってきたようです。なので投資回収は平均7~8年で、ここ6年間ほとんど変わらないという専門家もいます。

では、本題に

我が家は建て替えに際し、もともと太陽光発電&オール電化にしたいと思っていました。地震の復旧を考えると電気とガスの併用の方がいいかもしれませんし、火力もガスの方が強いですが、ガスは老後の火災の心配もあり、そこは割り切ってオール電化に。そして太陽光発電は南面の屋根に搭載できる3~4kwの余剰買取りで考えていました。

太陽光パネルはどこのメーカーにするか

どこのメーカーがベストかはわかりません。単に変換効率や単価だけでなく、メーカーそれぞれ特徴があるようです。実は我が家もそんなにしっかり調べて決めたわけではなかったのです。シャーウッドかスミリンか検討中のころ(2014年秋)、積水ハウスの提案はシャープ瓦一体型パネルで4kw発電でした。一方、住友林業の提案はソーラーフロンティア据え置き型パネルで3.5kw発電でした。ただ、住友林業はキャンペーン価格(20万円/kw)で設置。(キャンペーンは期間限定と言いつつ、年中あるのかも知れません。)当時は既に国の補助金がなくなっていましたので、キャンペーン価格は魅力的でしたが、陶器瓦の屋根を軽くできる瓦一体型の太陽光モジュールにも関心がありました。ソーラーフロンティアには瓦一体型パネルはなかったので、住友林業には積水ハウスと同じシャープ瓦一体型パネルで4kwをキャンペーン価格で設置できるか検討してもらいました。最初は渋っていましたが、シャープに問合せしてくれて、数日後設置OKとの回答をもらいました。ただし、陶器瓦数の減額はダメとのことでした。思ったより仕入れ価格が安かったのかあ。(この時は少し住友林業に気持ちが傾いた。)

少し経って知ったのですが、シャープ瓦一体型は変換効率の良いブラックソーラー仕様ではないので、広い設置面積が必要。南面屋根一面だけでは載らないようなので、kw数を減らして1面にするかどうか迷いました。また、シャープは好きな会社で単結晶、販売実績、アフターサービスの良さ等は知っていましたが、当時シャープは身売りの話もあり、事業継続も心配でした。「ブラックソーラーでないなら京セラの瓦一体はどうか、いっそ瓦一体型をやめて、ブラックソーラーや東芝、パナソニックにするのはどうか」と心の中では迷いました。が、期限が過ぎてもキャンペーン価格を取り付けていたので、言えませんでした。結局、契約後シャープ瓦一体型パネルで4kwのまま、南面屋根と東面屋根の2面に設置することになりました。(我が家は寄棟なのです。次回触れます。)

実際の建築時の我が家の南面屋根。

太陽光パネルは瓦一体型か据え置き型か

据え置き型はよく見かけるので、ここでは瓦一体型の特徴を少しだけご紹介。

瓦一体型のメリット
見た目がすっきりしていて、一見すると太陽光パネルが乗っているのがわからない。
屋根重量が軽減される。
・台風の影響を受けにくい
・瓦として取り付けるため、屋根を傷つけたり痛めたりすることがない。
・設置工事期間が短縮。
・瓦分はコストダウン

瓦一体型のデメリット
選べるモジュールが少なく、変換効率が据え置き型ほど良くない。
・瓦一体型は建物の一部として見なされるので固定資産税の対象になる。
・太陽光パネルは高温になると発電効率が落ちるが、瓦一体型は夏場は熱がこもりやすい。また屋根裏の温度が上がりやすい。
・交換等のメンテナンスがしにくいと言われている。

写真はシャープのHPからお借りしました。

我が家の場合、デザイン性のためというより、屋根の軽量化のためです。

写真は我が家を南東から写したもの

次回は太陽光発電の続きとして実際の発電量などに触れたいと思います。