いらっしゃいませ。
『心も体も暖かい家づくり』を書かせていただいてる、とーいちです。
関東は3/1に春一番が吹き気温もずいぶんと温かくなりました。
エアコンを使用しなくても生活できるくらい温かくなりましたね。
時はさかのぼり寒さが厳しい2月上旬。
趣味である住宅展示場巡りをしていると飛び込む一つの看板。
『無暖房営業中』
何を言っているんですか?
2週間前は雪が降ったばかりですよ?
好奇心が無いかと言えば嘘です。
そんな夢のような家があれば是非とも建てたいです。
さっそくモデルハウスに入り営業マンさんに確認しました。
「今なにも暖房器具ついつませんか?」
『はい、なにもついてません。体感はどうですか?』
「とても温かい訳ではありませんが、程よく温かく快適です」
なんとも言いがたい心地よさに一瞬で気持ちを持っていかれました。
このハウスメーカーの名は北州ハウジング。
今回はそんな北州ハウジングの無暖房のからくりを説明していきます。
無暖房のからくりは3つあります。
- 窓
- 断熱材
- 換気システム
このどれかが欠けても成り立ちません。
一つ一つ見ていきましょう。
1.窓
トリプルガラス・木製サッシを標準仕様としています。
エアコンやストーブで暖められた家の中の暖気は窓・壁・床など様々な箇所から逃げていきますが、その半分以上は窓から逃げていきます。
そこで断熱性能の高い窓とサッシを使用することで、逃げる熱を大幅に減らします。
2.断熱材
窓の次に熱が逃げやすいのが壁です。
壁は断熱材を入れることで性能を上げることができます。
一般的な建て売りでは質の低い断熱材が50mm前後で、断熱性能が極めて高くお客様満足度No.1のスウェーデンハウスは120mmの上質な断熱材を入れています。
ただ北州ハウジングは
高性能グラスウール140mm
ロックウール80mm
W断熱合計220mm
建て売りの4倍、スウェーデンハウスの2倍近く入っているのですから驚きです。
また同じくW断熱を採用し『家は性能』のキャッチフレーズで有名な一条工務店でさえも190mmの断熱厚です。
私が調べたハウスメーカーでは間違いなく一番断熱材が厚いです。
(東北や北海道ではもっと厚いハウスメーカーがあるかもしれません)
3.換気システム
日本の法律ではシックハウス症候群対策で
『2時間で家中の空気が入れ替える』
ことが義務付けられています。
要は換気が必要なのです。
この基準をクリアするために様々な換気システムがありますが、北州ハウジングは機械にて家の中の空気を排出し外気を取り入れています。
この時、暖まった空気をそのまま排出するのでなく、吸気する空気に暖まった空気の熱を伝える仕組みが採用されています。
熱交換率80%と仮定しましょう。
外気が0℃、室温が20℃だとすると吸気される空気は16℃で室内に入ります。
0℃の空気を家の中に入れるか16℃の空気を家の中に入れるか、どちらの方が室温が下がりにくいかは考えるまでもありませんね。
これらの設備が無暖房を後押しし、実現することができるのです。
ただ1つ無暖房のからくりを伝えなくてはならない。
22:00~7:00はエアコン24℃の暖房を使用します。
そして7:00~22:00は無暖房を実現します。
22:00~7:00に暖房を使用するということは、厳密には無暖房ではないのかもしれません。
ただこの時間には理由があります。
『夜間電力の時間帯』
ここが重要です。
電力会社との契約内容にもよりますが、共働きや学校に行くなど日中帯に家にあまり居ない家族は夜に電気を多く使います。
昼間の電気代を高くし夜間の電力を安くするプランでは、トータルの電気代を安くできます。
また昼間は窓からの太陽光が室内を暖めるため、上記の3つのポイントと合わせて日中帯の無暖房が成り立ちます。
いかがでしょうか?
私にとってはとても魅力的な家です。
みなさんも『こんな家づくりもあるんだな』と、視野を広くもってみてはどうでしょうか。