前回の続きです。
住宅ローン、悩むポイントはまだありました。
③都市銀行か地方銀行か
銀行の選択についてです。
私たちは、都市銀行か地方銀行かの二択で迷いました。ネットバンクという選択をする方もいらっしゃるかとは思いますが、保守派の私たちには少し敷居が高かったため、最初から除外しました。
都市銀行、地方銀行双方に、メリットデメリットがありました。
《都市銀行》
・金利が低い。
・変動金利、固定金利、長期固定金利、元金均等返済、元利金等返済など、様々な種類の住宅ローンがある。
・田舎のため、店舗数に限りがある(ほとんどの都銀は一つの支店しかありませんでした)
《地方銀行》
・都銀に比べて金利が高い。
・長期固定金利がない、元金均等返済が無いなど、住宅ローンの種類が限られている。
・店舗数が多く、ちょっとしたことで相談しやすい。
・疾病保障サービスがついていた(がんになったら返済免除など)。
我が家が住宅ローンを比較した当時で、覚えている限り上記のような違いがありました。
まず、金利。これは、都市銀行の方が、変動金利で0.2~0.3%ほど低かったです。10年固定金利も同様で、長期固定金利にいたっては、そもそも地方銀行にはその選択肢すらありませんでした(!)。
返済方法も、元金均等返済を選択さえできないのには驚きました。
これは、その土地の地銀にもよると思いますし、我が県でももしかしたらもう選択できるようになっているかもしれませんが、少なくとも2016年当時はそうでした。
都銀に比べ、ローンや返済方法の選択肢が少ないのを、支店の数やその他サービスで補っている印象でした。特に最後の、疾病保障サービスは魅力的でした(ただしこれも、その土地の地銀によって内容に差があると思います)。
上記をふまえ、私たちは都市銀行から借りることに決めました。
地方銀行の気安さや疾病保障サービス(あと、保証料も少しまけてあげる的なことを言われました)は魅力的でしたが、長期固定金利で元金均等返済にしたいという希望があったので、都市銀行を選ばざるを得ませんでした。地銀の方が何かと便利だったかも、、、と思うことはありますが、今のところ大きな後悔はないです。
最後に、住宅ローンの借入額について、当時悩んだことを書きます。
『そもそも、いったいいくら借りればいいの??』
これが一番の悩みでした。
銀行マンに聞いても、ハウスメーカーの営業に聞いても、
『だいたい、みなさん限度額いっぱいまで借りられます』
としか返ってこなくて、
『そりゃ、大きい家建てて欲しいからでしょうよ…』
『そりゃ、いっぱい借りてもらって金利で儲けたいからでしょうよ…』
と、思っていた記憶があります。
住宅ローン計算サイト(住宅ローン、返済額シミュレーションで検索すれば出てきます)で、何度も、『これくらい借りた場合は月々いくら』を計算していました。
悩んだ挙句、我が家は、夫の年収から割り出された借り入れ可能額の、約七割のお金を借りるという結論に達しました。
特に綿密な考察をしたわけでもなく、ただなんとなく、『七割くらいだったら、そんなに無理なく返せるんじゃない??』という、ふわっとした決め方だったので、いまだに正解がよく分かりません。
一応、今のところ無理なく返せてはいるけれど、子供たちが成長していったらどうなるんだろう、親の介護がやってきたらどうなるんだろう、とは、ふと不安になることがあります。
というわけで。
誰かの参考になるのかならないのか、分からないけどとりあえず書いてみた、我が家の住宅ローンの話でした。