自分で設計し、旦那さんの材木店兼工務店で施工した我が家。

1級建築士の試験も重なり、物凄く大変で、でもワクワクが止まらない日々でした。

そんな我が家の完成した姿をご覧ください。

 

まずは玄関から。

正面の下足入れの扉は無垢の桧です。

アンティークショップ、オールドフレンドで買った黒いアイアンの取っ手を付けました。

照明もオールドフレンドで購入したものです。

 

上り框は旦那さんの材木店で製材した山桜。

無塗装でこの色です。

ホール床に張ったカバ桜の色とこんなに違います。

 

ルーバー式のクローゼット扉はウッドワンのものです。

あえてダークブラウン色を選んでアクセントにしています。

このクローゼットにはコートや上着、帽子、バッグ、傘などお出かけに必要な物が収納されています。

 

玄関床のタイルは平田タイルのピエドゥラ。

3色をミックスしてオーダーしました。

 

天井は無垢の杉材。

白い壁はウォーロという珪藻土、漆喰等天然素材を混合した塗り壁材です。

下足入れの上は季節ごとにディスプレイを変えて楽しんでいます。

 

 

次にダイニングキッチン。

新築した我が家のテーマの一つが『お家カフェ』。

 

ママ友とお茶やおしゃべりを楽しんだり

時には友人や親せきを招いたディナー

そして自宅で行っている仕事の打ち合わせ

など。

 

来客をリビングを通さず、すぐにダイニングに通せるように計画されています。

急な来客もダイニングさえキレイをキープしておけばOKというズボラ発想(笑)

 

リビングとは完全に別室とはせずに、階段と薪ストーブを間にゆるく分けられています。

対面型のキッチンに立てば、ダイニングもリビングも見渡せるようになっています。

前回ご紹介した玄関からアールの出入り口を抜けてすぐがダイニングキッチン。

写真左側の先がリビングになっています。

 

薪ストーブをキッチンからすぐの場所に配置することで、重いお鍋を運んだり火加減を確認する動線を短くしました。

 

炎を楽しみながらの食事、最高です♪

 

インテリアもカフェを意識して。

 

棚の上も季節に合わせてコーディネートを楽しみます。

 

パントリーは小さめですが、我が家では十分な大きさです。

 

 

キッチン側に貼った真っ白なサブウェイタイルもお気に入り♪

 

階段下を利用した収納ですが、結構たっぷり入るので部屋はいつもすっきりです。

左側の扉は奥行が1700mm位あるのでクリスマスツリーやキャンプ用品などが収納されています。

 

ダイニングテーブルはDIYしました。

天板は無垢の桧。

アイアンの脚は楽天で買ったものです。

 

玄関ホールから見たダイニング。

アールの出入り口からちらりと見える様子がワクワク感を誘うように意識しました。

 

次にご紹介するのはリビングです♪

 

ダイニングキッチンと完全に一体化せずに、間に階段を挟む感じでゆるく繋がっています。

薪ストーブはダイニング、リビングどちらからも見えるように配置されています。

 

薪ストーブはヨツールF500。

高性能の断熱材とサッシを組み合わせることで、このストーブ1台で家全体が暖まります。

 

リビング、ダイニングの両方から死角となる壁にリモコンニッチを設けました。

モニター類をここに集め、機器の出っ張りを目立たなくさせています。

 

リモコンニッチは機器が目立ち過ぎないよう、ディスプレイしてあります。

 

リビングにつながる4.5帖の家事室兼私の仕事スペースです。

右端にちらりと見えるのが洗面脱衣室の洗濯機です。

棚のあるこの部屋の南側の掃き出し窓から外に出ます。

 

 

物干し場はちょっと深めの軒下なので、急な雨でも少しの間なら洗濯物が濡れずに済みます。

 

洗濯物を取り込んでからしまうのがこのスペース。

家族4人分の服が収納されています。

季節外の物やフォーマルな物は別のウォークインクローゼットにしまいます。

 

無印の収納ボックスを使っていますが横の並びをそれぞれ個人の列として、

 

左からトップス、ボトムス、下着・靴下・小物類

 

と分けているので特にラベリングしなくてもわかります。

 

クローゼットの扉はあえて付けませんでしたが、クローゼットの中に入れてしまえば、という気持ちが無くなりいつもスッキリを保てている気がします。

 

1階に洗濯物を干すのに賛否両論ありますが、洗濯の一連の家事動線が半径5m以内位に納まっているのでとにかく楽ちんですニコニコ

リビングから見るとこんな感じです。

生活感のある物はほとんどこの部屋に納まっているので、来客時は扉を閉めればOK。

 

この部屋で私はお家の図面などを描いています。

作り付けのデスクにIKEAや無印の収納ボックスを入れました。

 

服を収納する前の写真ですが、同じ面に棚を付けました。

箱を統一させてスッキリ見せています。

 

そして洗面脱衣室・トイレ・浴室。

まずは洗面脱衣室から。

 

洗面台は造作しました。

写真左側が浴室、右側がトイレにそのまま繋がっています。

 

シンクはTOTOの病院用流し、蛇口は同じくTOTOのキッチン用の物を使いました。

タイルは名古屋モザイク。

 

照明とアイアンのタオルハンガーはオールドフレンドで購入しました。

 

メイクスペースも作りました。

視覚的にごちゃごちゃしがちな小物はニトリの収納ボックスに入れています。

 

浴室はユニットバスで、TOTOのサザナです。

ナチュラルな色あいが落ち着きます。

 

脱衣コーナーです。

棚の向かい側には洗濯機があります。

 

ホテルの脱衣みたいに収納してみました。

 

トイレの中です。

ここでもニトリの収納ボックスが大活躍。

黒いアイアンのペーパーホルダーはオールドフレンドで購入しました。

洗面脱衣室を介してトイレとお風呂を近くに配置した理由ですが、子供達がお風呂に入ると必ずトイレ!となるので。

 

2階はリビングの吹抜けをぐるっと囲むように各子供部屋と寝室があります。

リビングでおやすみなさい、と言った子供達が大人の目の届かない暗い廊下を行くのを怖がるので、というのも理由の一つです。

リビングやキッチンに居ながら子供達の気配を感じられる安心感があります。

 

以前住んでいた旦那さんの実家は台所がポツンと離れたところにあったので、料理中はずっとひとりぼっちでしたし、ご飯ができたよー!と伝えに長い廊下を行かなければなりませんでした。

子供達は寝る時や夜中のトイレも薄暗くて長い廊下を一人で行くのを怖がるし・・・。

 

なので、新居を設計する時は囲われた感のある廊下を一切無くしてしまいました。

この階段を上ってすぐに子供部屋が2つあります。

 

こんな風に廊下は全てオープンな造りになっています。

 

 

まだ家具を入れる前の写真ですが、4つの寝室の床は全て無垢の桧板を張りました。

傷はつきやすいのですが、とにかく肌触りは柔らかでとても気持ちが良いです。

壁、天井は1階と同様に漆喰や珪藻土を混ぜた自然素材の塗り壁で仕上げてあります。

寝室はとにかく気持ちよく寝ることだけに重点が置かれているのでベッド以外の余計な装飾や家具もありません。

 

子供部屋はベッドと勉強机のみ。

壁一面の収納棚を作り付け、クローゼットもあるので全部収納するとかなりすっきりしています。

これはまだ完成前の写真なので床が端材で散らかってますね(+_+)

 

 

私の寝室に付けた室内窓です。

 

もちろん風通しを考えてここに設置してありますが、1階の様子を見るのにちょうどいいです。

 

ちょっとー!うたた寝しないで、布団で寝て!

 

とか指令を出すのにぴったり(笑)

 

この窓のガラスは解体された古民家からいただいてきた古い建具を再利用した物です。

いつも日の光できらきらしてとっても綺麗。

 

2階バルコニーからの眺めです。

春の桜がとっても素敵でした。

 

桜咲くと言えば、最後になりますが。

あのドタバタの中ヘトヘトになりながら頑張った1級建築士の試験。

・・・無事合格しました。

あれから2年の月日が経ち、現在は自分の名前で1級建築士事務所を開設し、新しい人生のスタートを踏み出しました。

自分の家を建てた事が良い経験になっているのは言うまでもありません。

 

拙い文章で申し訳ありませんでしたが、これで私の家づくりのお話を終わらせていただきます。

お付き合いありがとうございまいした。